デポルティボ・アラベス役員会が激怒!アウェー用チケット配布を一方的に拒否したラージョ経営陣へのボイコット声明

今回の ブタルケ での試合は、両クラブのフロント間における極めて深刻な政治的対立と怒りを引き起こす結果となりました。スタジアムのキャパシティ(14400席)には十分な余裕があったにもかかわらず、ラージョの役員会はアラベスのサポーター向けのチケット販売枠(ビジターチケット)の提供を行わないという一方的な決定を下しました。

アラベス側は、これまでの数日間にわたり、ファンがアウェー遠征を行えるよう、チケットの配分についてラージョ側に再三の要請と連絡を行ってきましたが、ラージョ側は連絡を遅らせ続けた末、試合を翌日に控えた水曜日の朝になって突然『アウェー席は一切販売しない』と一方的に通告してきました。

この対応に対し、デポルティボ・アラベスは以下のように極めて強い憤りに満ちた抗議声明を発表しました。

『ラージョ側が常に最大限の協力的な姿勢を見せていたという言い分は、全くの虚偽であり、断固として拒絶する。フットボールの主役であるファンがチームをサポートする権利をこのように理不尽に奪う行為は絶対に許されない』。

さらに、この不誠実な対応に怒りを示したアラベスの会長をはじめとする役員会メンバーの全員が、ブタルケ のVIP席への着席をボイコットし、スタンドや控えエリアでの立ち会いすら完全に拒否する『plantón(拒絶)』を実行し、ラージョ運営陣の姿勢を真っ向から非難しました。 (via ElDesmarque / MARCA)

エースのセルヒオ・カメージョによる華麗な先制ゴラッソとラティウの痛恨のバックパスミスが招いた無念の1-1ドロー

試合はラージョがボールポゼッションを優位に保ちつつ展開されました。前半開始直後から、右サイドバックのアアンドレイ・ラティウによるダイナミックなオーバーラップからのヘディングシュートや、ウナイ・ロペスによる鋭いミドルシュートがアラベスの守備陣を脅かしました。前半33分には、コーナーキックからの混戦において、ペラヨ・フェルナンデスがボールを肘で押し込み、最後はアラベスのパブロ・イバニェスのオウンゴールを誘発したように見えましたが、VARによる約3分間に及ぶ長い映像確認の結果、ペラヨのハンドがあったとして主審によりゴールが無効とされるなど、不運な展開が続きました。

しかし後半に入り47分、右サイドのアンドレイ・ラティウが抜群の推進力でボールを前線へ持ち運び、これを受けたデ・フルートスからペナルティエリア手前でパスを受け取ったセルヒオ・カメージョが、驚異的な個人技を発揮しました。カメージョは複数のディフェンダーを引きつけながら素早いフェイントを繰り出し、一瞬でシュートスペースを作り出すと、キーパーの届かない逆サイドの隅へと突き刺す鮮烈な先制ゴールをマークしました。

この素晴らしいゴラッソによりラージョがリードを奪ったものの、後述する主力選手の度重なる負傷交代や、60分の時点で交代枠と交代窓をすべて使い切ってしまった不運が終盤に響き、選手たちは完全に疲弊。

そして迎えた後半83分、攻守に大活躍を見せていたアンドレイ・ラティウが自陣右サイド深くでの無防備なクリアを避け、ゴールキーパーのダニ・カルデナスへと戻そうとしたバックパスが、あまりにも弱くエリア前でストップ。これを見逃さなかったアラベスのマリアーノ・ディアスに奪い取られ、そのまま同点ゴールを叩き込まれました。ラティウはその場に崩れ落ち、頭を抱えて絶望を表現。勝ち点3を寸前でこぼす悔しい1-1のドローに終わりました。 (via Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)