セルタの介入で急展開を見せるアンドレ・アルメイダの移籍騒動とクラブの不満

バレンシアの中盤を務めるポルトガル人MFアンドレ・アルメイダの去就をめぐり、移籍市場で非常に奇妙な駆け引きが展開されています。アルメイダは新天地での出場機会を求めてバレンシアと退団の方向性で合意しており、イングランド2部チャンピオンシップのスワンジー・シティから届いた移籍金350万ユーロ+ボーナスという極めて魅力的なオファーに対し、バレンシアはすでに合意していました。しかし、アルメイダ本人が2部リーグでのプレーに難色を示していた中、ラ・リーガのセルタ・ビゴが獲得に関心を示して接触。セルタ側から交渉を進めるための時間を少し与えてほしいと要請されたアルメイダは、来季ヨーロッパリーグに出場し、スペイン1部リーグに留まれるセルタへの移籍を熱望するようになり、スワンジーへの移籍手続きを急遽ストップさせました。

この一連の動きに対し、バレンシアのフロントはセルタとアルメイダの態度に激しい不満と憤りを抱いています。クラブはこれまでアルメイダに対し、給与アップを伴う契約更新を提示し、背番号「10番」の栄誉を与え、多くの出場機会を提供して手厚くサポートしてきたと考えており、クラブが財政的な整理のために売却を必要としたこの重要な局面で、誠意ある対応が得られなかったと感じています。これは、同じく放出候補に挙がりながら模索に協力的な姿勢を見せているバプティスタ・サンタマリアやジェンク・エズカジャルといった選手たちの真摯な態度とは大きく異なるとフロントは捉えています。

さらに、バレンシア側は今後の交渉条件を完全に変更する姿勢を示しています。シンガポールのオーナー陣から、他選手の放出を挟まずとも直接補強資金を投入できるという認可が下りたため、バレンシアには移籍金を安売りする財務的な焦りが一切なくなりました。そのため、クラブはセルタに対して「スワンジーが提示した350万ユーロを上回る金額」での買い取りを絶対条件として突きつける方針です。また、バレンシアにとってセルタは欧州カップ戦出場権を争う直接のライバルであり、特に8月22日のラ・リーガ開幕戦(メスタージャでのセルタ戦)で、アルメイダが相手チームの青いユニフォームを着てピッチに立つようなシナリオは絶対に避けたい考えです。

アルメイダは移籍交渉のために3日間にわたり別メニューでの調整を行っていましたが、スワンジー移籍の破談に伴い、グループ練習へと復帰しました。カルロス・コルベラン監督は彼を今季の構想外とする方針を変えていません。セルタはイライクス・モリバやマティアス・ベシーノの退団プロセスが完了するまでアルメイダへの正式なオファーを出す動きを見せておらず、スワンジーはすでに他の獲得候補の模索に切り替えています。アルメイダはこの週末にメスタージャで行われるニューカッスルとのトロフェオ・ナランハでお披露目の場に立つ予定ですが、スタンドのサポーターからどのような反応を受けるか注目されています。(via SPORT / ElDesmarque)