バレンシアCFの新スタジアム移転計画の舞台裏
バレンシアCFは、現在の本拠地であるメスタージャから、長年の悲願である新スタジアム「ノウ・メスタージャ」へのシーズンチケット保持者の移行計画を本格的に進めている。クラブは現在4万人いるシーズンチケット保持者を、新スタジアムでは5万人にまで増やすことを目標としている。
データ分析およびファンエリアのディレクターであるフランコ・セガラは、この大規模な移行計画を策定するにあたり、他クラブの事例を徹底的に研究したことを明かした。アトレティコ・マドリードやアスレティック・ビルバオ、イングランドのエバートン、そして最近ラ・カルトゥハへの移転を経験したレアル・ベティスなど、実際にスタジアム移転を行ったクラブの担当者と対話を重ね、多くのインスピレーションを得たという。
セガラはファンに対して、新スタジアムへの愛着は時間をかけて育むものだと強調した。『他チームの経験から学んだのは、新しいスタジアムとのつながりには時間がかかるということだ。103年間も我々の家だった場所から移り、初日から新しいスタジアムがすぐにホームになると思い込んではいけない。新しい家に入った瞬間に、そこが家庭になるわけではない。逆転劇や勝利、愛する人たちとの時間が積み重なって、少しずつ新しい歴史が作られていくものだ』と語った。
また、移行プロセスにおいては最新のテクノロジーを活用し、ファンが事前に新スタジアムの各座席からの見え方を確認し、お気に入りの席を選べるようなシステムを導入する予定だという。すでに新規のシーズンチケット購入を希望するファンのウェイティングリストは膨大な数に上っており、クラブの新たな門出に対する期待の高さが伺える。
(via ElDesmarque)