次節アラベス戦の奇妙な因縁
🔄 火曜日にメンディソロサで開催されるアラベス対バレンシアの一戦は、コルベラン監督の進退をかけた最後の戦いとなるだけでなく、フットボールの神様が仕掛けた皮肉な巡り合わせの舞台となります。対戦相手であるアラベスのベンチで指揮を執るのは、かつてバレンシアの胸を熱くさせたキケ・サンチェス・フローレス監督と、その右腕であるホセ・ルイス・オルトラコーチの二人です。
時間を2024年12月まで巻き戻すと、ルベン・バラハ前監督の解任を決めた際、当時のバレンシアのスポーツダイレクターであったミゲル・アンヘル・コロナは、ホセ・ソリージャのピッチ上から直接キケ・サンチェス・フローレスに電話を入れ、バレンシアの救済を正式に要請していました。キケも長年の盟友であるオルトラに連絡を入れ、『愛するクラブを危急の窮地から救うために新しいミッションに挑もう。給与の条件などいくらでも構わない』と伝え、二人でメスタリャへ赴く覚悟を固めていました。
しかし、その電話を最後にバレンシア側からの連絡はぷつりと途絶えました。そして12月25日、クラブが突如として発表したのが、当時イングランド2部のウエストブロムウィッチ・アルビオンで補佐を務めていた無名のカルロス・コルベランであり、そのために240万ユーロもの違約金を支払うという予想外の決断でした。
あれから時が流れ、キケとオルトラ率いるアラベスは躍動感あふれるフットボールでリーグ上位に位置し、充実の時を迎えています。一方で、大金を投じて選ばれたはずのコルベラン率いるバレンシアは、最下位で喘ぎ、終焉の時を迎えようとしています。かつて袖にされた指導者たちが、自分たちの代わりに選ばれた男に引導を渡すことになるのか、数奇な運命の糸が絡み合っています。(via Superdeporte)