フロレンティーノ・ペレス陣営:モウリーニョ帰還とメガオファーの全貌

現会長のフロレンティーノ・ペレスは、自身の2度の任期(2000-2006、2009-現在)で67ものタイトルを獲得してきた実績と、クラブの経済的安定性を最大の武器として選挙戦に臨んでいる。

スポーツ部門の最大の公約として、ジョゼ・モウリーニョの13年ぶりの監督復帰を確約した。ベンフィカがポルトガル証券市場委員会(CMVM)に提出した報告によれば、ペレスが当選した場合、レアル・マドリードはモウリーニョの違約金として1500万ユーロを支払う。契約は2年+1年のオプションで、獲得タイトルに応じた条件となる。また、SNS上ではAIを使用したモウリーニョの就任発表動画も公開されている。この契約が成立すれば、2021年にバイエルンがユリアン・ナーゲルスマンを引き抜くためにRBライプツィヒに支払った2500万ユーロに次ぐ、あるいは2010年にモウリーニョ自身がインテルからマドリードへ移籍した際の1600万ユーロに匹敵する、監督としては歴史的な高額移籍金となる。

守備陣の立て直しに向け、リヴァプールからイブラヒマ・コナテをフリートランスファーで獲得し、インテルからデンゼル・ドゥンフリースを契約解除金2000万ユーロで獲得することも発表済みである。

さらにペレスは、テレビ番組「Horizonte」に出演した際、火曜日に『少なくとも1億5000万ユーロ』のメガオファーを準備していることを宣言した。条件として「チャンピオンズリーグに出場しており、プレミアリーグの選手ではない」と語っている。候補としては、バイエルンのマイケル・オリーズやPSGのヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェスなどが挙がっている。しかし、オリーズに関してはバイエルン側が「2億ユーロでも売らない」と徹底抗戦の構えを見せている。PSGの2選手も、ルイス・エンリケ監督やクラブが放出を固く拒否している状況である。

施設面では、バルデベバスにAIやバイオテクノロジーに関連したヨーロッパ最大の技術イノベーションキャンパスを建設し、『負傷などの多くの問題解決に役立つ、ヨーロッパで最も重要な技術地区となる』と約束。さらに同地に「グラン・クルブ・ソシアル」を創設する。また、Appleと共同で「無限のベルナベウ」というプロジェクトを推進し、VRグラスと360度カメラを使用し、世界中のどこからでも自宅に居ながらにしてスタジアムにいるかのように試合を楽しめる技術を導入する計画である。

ソシオへの還元策として、違法な転売から回収した数千枚のシーズンチケットを非保持者のソシオに提供することを約束。さらに、クラブを評価額100億ユーロの商業会社化し、経済的所有権の95%を約10万人のソシオに分配、外部投資家を5%に留めるという大胆な構造改革を提案しており、『感情的な面だけでなく、経済的な面でも我々が真のオーナーになる』と語っている。

選挙戦最終日、ホテル・エウロビルディングに300人以上の支持者を集めた集会で、ペレスはテレビ番組「エル・ホルミゲーロ」でリケルメがアンチマドリードの侮蔑的なマスコット案「レアル・マンドリル」を笑って受け入れたことを激しく非難した。『私は番組のショーのためにユニフォームを差し出したりしない。約束したことは必ず実行する。エンブレムやシンボルへの敬意を欠き、アンチマドリーディスタが選んだマスコットで我々を侮辱する司会者と一緒に笑うような人間に、このクラブの会長になる資格はない。レアル・マドリードのユニフォームは嘘で汚されてはならない。』と熱弁を振るった。

さらに、ラモン・カルデロン時代の「恥の総会」を引き合いに出し、『私のもとでは、ソシオではない人間やアトレティコのウルトラスが紛れ込んで投票するような、あの恥ずべき総会は絶対に起こり得ない。』と語り、リケルメの陣営に当時の関係者やその家族が含まれていることを痛烈に批判した。ネグレイラ事件についても『忘れてはならない。スポーツ史上最大の汚職疑惑からクラブを守るために私は最後まで戦う』と主張している。

(via SPORT / MARCA / ElDesmarque)