78歳ソシオの悲痛な叫び、チケット更新トラブル

長年セビージャを愛してきた78歳のソシオ、ホアキン・ペレスさんが、不運なエラートラブルによりシーズンチケットを失うという悲しい事態に直面しています。

EPOC(慢性閉塞性肺疾患)、腹部大動脈瘤、不整脈の手術明けという身体的に厳しい状態にあるペレスさんは、更新期間の初日にクラブからのSMSに従って更新手続きを行い、物理カードの郵送を選択しました。しかし、手持ちのクレジットカードが更新されて番号が変わっていたため、システムの決済エラーが発生。クラブからも銀行からもエラーの通知が一切ないまま放置されてしまい、彼が異変に気付いた時にはすでに座席の変更期間に入っており、長年親しんだ指定席を失ってしまいました。

彼は高齢のため169段の階段を上れなくなり、医師の診断書を提出してプレフェレンシアのP11セクター(トラックベンチ)に席を移し、12年間欠かさずスタジアムに通い続けてきました。クラブのソーシャル部門に助けを求めたものの、規則を盾に解決策は提示されず、年功を維持するために「レッドメンバー(赤い会員カード)」を取得し、来シーズン(27/28)に空きが出るのを待つようにと冷たく言い渡されたといいます。

ラモン・サンチェス・ピスフアン周辺で取材に応じたペレスさんは、次のように悲痛な思いを口にしました。

『78歳の私にレッドカードが出された気分だよ。クラブは私がすべて悪いと言うが、例えば交通違反でもすぐに支払えば罰金は半額になる。私は初日から手続きをしたんだ。もし異常があるなら、誰かが知らせてくれるべきじゃないのか』

『彼らは20歳の若者のように待てと言うが、78歳の人間にとって1シーズン待つというのは、1世紀を待つのと同じくらい途方もないことなんだ。昔は親が亡くなっていたが、今は友人たちが次々と亡くなっていく。私にとってセビージャのチケットを失うのは、家族を失ったのと同じような深い喪失感なんだよ』

『クラブの会員ページにログインしたら、自分がただの赤い会員だという表示になっていた。私は青でも赤でもなく、セビージャのシーズンチケット保持者だったのに。こんなことが起こるなんて思ってもみなかったが、現実に起きてしまった。自分のチームを見ること、ここでしか会えない仲間たちと顔を合わせることは、私の人生において多くの意味を持っているんだ』

『私は何かに反発しているわけでも、争いを望んでいるわけでもない。ただ、特別扱いを求めているのではなく、もう少し人間らしい温かい対応をしてほしいだけなんだ。ここに来たときに感じていたあの喜びを取り戻したいだけなんだよ』

彼のこの訴えはSNSで数千回の視聴と反響を呼び、他のファンから「自分がスタジアムに行けない時はチケットを使ってほしい」という温かい申し出も寄せられているといいます。将来的に計画されているラ・カルトゥハへの本拠地一時移転についても『今の私の身体の状態では、車でそこまで行って、入り口から席まで歩くのは不可能だ』と語っており、残された観戦の機会を理不尽に奪われたことへのショックは計り知れません。

(via ElDesmarque) / (via Estadio Deportivo)