「私は審判を100パーセント信頼する」敵を作らないマイルド・モウリーニョの驚くべき変貌

2013年にマドリーを去った当時、選手やサポーター、メディア、さらにはリーグ機構と激しいバトルを繰り広げていたジョゼ・モウリーニョ監督。13年の時を経て帰還した彼は、信じられないほど穏やかで協調的なキャラクターに変貌しています。

記者会見で冗談を言い、笑顔を見せるだけでなく、クラブ公式メディア(レアル・マドリードTV)が連日のように繰り広げている審判批判や、ペレス会長が敵視するラ・リーガ機構に対して、真逆となる100パーセントの擁護と感謝のコメントを残し、周囲を驚かせました。

審判について問われた指揮官は、『試合の前は、常に審判を信頼している。試合の後は、気に入らないことが起きることもある。もし、過去の出来事やネグレイラ事件の話題を引き合いに出して、今の私が疑念を抱いているのかと聞かれているなら、そんなレベルで私は疑っていない。今日のスペインに、自分がネグレイラの友人だとか、彼から何年も前に頼み事をされたなどと考えながらピッチに入る審判がいるとは思えない。私はスペインの審判の誠実さを全面的に信じている』と断言。

さらに、ワールドカップの過密日程を考慮してマドリーの初戦を延期したラ・リーガに対し、『ワールドカップに多くの選手を送り出したチームのために、開幕を1週間遅らせるという常識的な判断を下してくれたラ・リーガに感謝しなければならない。もし2週間前に試合を行っていたら、ワールドカップに出場した選手は誰もプレーできず、はるかに大きな問題になっていただろう』と感謝を表明しました。

自身の精神的な変化については『ここ数年、今に始まったことではないが、私は以前より落ち着いており、自分の感情をコントロールできていると感じている。もちろん、これから困難やフラストレーションの状況に直面することはあるだろう。まだ初戦に勝ったばかりで、怠けているような選手は見ていないから今は起きていないだけだ。もしかしたら、選手やここで働く人々が、私の人格のダークサイドから私を守ってくれているのかもしれない(笑)』と、茶目っ気たっぷりに語りました。

(via Mundo Deportivo)

「巨人をエリア内に置く重要性」エスピとムバッペのツインタワー構想が浮上

エスパニョール戦で終了間際にドラマチックな決勝点を挙げ、一躍時の人となった21歳の怪物FWカルロス・エスピ。モウリーニョ監督は、この巨漢フォワードと大エースのキリアン・ムバッペを同時に先発起用する画期的な戦術プランを明かしました。

『エスピとエムバペが同時にスタメンで並ぶ姿を見ることもできる。プレシーズンにはエンドリックとそれを試した。彼らは異なるプロファイルを持っている。エスパニョール戦のように、相手が自陣深く退いている時、キリアンは個人技で仕掛けるために後ろに下がろうとしていた。そこで、エリア内で相手を固定できるカルロスが重要になると考えた。トレントの質の高いクロスや、エリア内の巨人の存在は、我々の攻撃のクオリティを高めてくれる』

さらに、ベリンガム、ヴィニシウス、ムバッペという3大スターの共存については『最も難しいのは、一線級のトッププレイヤーがいないことや、怪我で主力を欠くことだ。私はその3人全員をピッチに立たせたいし、彼らがもたらすポジティブな要素はどんな課題も補って余りある。私は彼らが互いを引き立て合えるよう、全力を尽くして助けるつもりだ』と語り、スターたちの融合に強い自信を示しました。

なお、エスパニョール戦で足首を痛め、氷で冷やしながら退場したベリンガムでしたが、無事に怪我から回復し、ソシエダ戦への招集が発表されています。

(via SPORT)