GKボノの独自の原点

モロッコ代表のゴールキーパー、ヤシン・ブヌ(通称ボノ)が、PK戦でオランダを撃破した活躍の背景にある、自身の特異な幼少期のサッカー体験を明かしました。カナダで大学の物理学教授をしていた父親の仕事の都合で生まれたボノは、母親がカナダの生活に馴染めず、3歳でモロッコのカサブランカに移住しました。そこでサッカーを始めましたが、彼らの遊び場はきちんとしたグラウンドではなく、近所の駐車場でした。『僕たちのグラウンドでは、一方のゴールは2つのゴミ箱を置いて作ったものだった。だからクロスバーが存在しなくて、ボールが浮かないように「インサイドキック以外でのシュートは禁止」というローカルルールを作っていたんだ。もう一方のゴールは壁にペンキで描いたものだったから、そっちに向かっては思い切りシュートを打てたけどね』と、この特殊な環境が自身の足元の技術や反射神経を養ったと振り返りました。11歳まではストライカーとしてプレーしていましたが、コーチの勧めでゴールキーパーに転向。父親からは「サッカーにそんなに時間を費やすな」と反対されていましたが、それを押し切ってプロへの道を切り開きました。また、スペインに住む親戚を訪ねた際には、レアル・サラゴサの本拠地ラ・ロマレダの周辺で開催されていたフリーマーケットで叔父の仕事を手伝っていたという意外な過去も明かしています。(via SPORT)

ビエルサ監督の激怒と内紛

ワールドカップのグループステージでスペインに敗れ、まさかの敗退を喫したウルグアイ代表の内部崩壊の実態が明らかになりました。マルセロ・ビエルサ監督と一部のベテラン選手たちとの関係は大会前から冷え切っており、スペイン戦の数時間前には選手たちが監督の采配や規律に対して反乱を起こす事態にまで発展していました。ESPNの報道によると、敗退が決まった直後のロッカールームで、ビエルサ監督はボイコットを主導したベテラン選手たちに向かって『君たちが私を一人きりで見捨てたから、私はこのワールドカップを深い悲しみと共に去ることになる』と痛烈な言葉を投げつけ、決別を宣言したといいます。実際にビエルサ監督は、選手たちが乗るチームバスとは全く別のルートでひっそりと帰国の途についており、両者の関係修復は不可能な状態となっています。さらに、ディエゴ・フォルランが地元ラジオ局のインタビューで驚くべき事実を暴露しました。スペイン戦で失点に繋がる致命的なミスを犯したGKフェルナンド・ムスレラについて、『実は試合前夜、ナンド(ムスレラ)は40度から41度近い高熱を出して苦しんでいたんだ』と明かしました。ウルグアイの医療スタッフはこの深刻な症状を把握していたにもかかわらず、ハーフタイムになるまでビエルサ監督には一切報告していなかったといいます。(via ElDesmarque)

カシージャスの新ルール提案

現在開催中のワールドカップで頻繁に導入されている「給水ブレイク(クーリングブレイク)」に対して、元スペイン代表GKのイケル・カシージャスがSNSで大胆なルール変更を提案し、大きな議論を巻き起こしています。今大会では、気温やスタジアムの屋根の有無に関わらず、ほぼ全試合で機械的に給水ブレイクが実施されており、アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督も『暑さ対策とはいえ、試合が頻繁に止まりすぎる。まるで4つのピリオドで戦っているようだ。リズムが完全に分断されてしまう』と不満を漏らしていました。この状況を見たカシージャスは自身のSNSで『試合中にこれほど給水ブレイクを取るのが当たり前になっているのなら、いっそのことサッカーの試合を「25分×4ピリオド制」にしてしまうのはどうだろう? 良いアイデアだと思わないか? とりあえず提案だけしておくよ』と投稿しました。この発言には瞬く間に5000件以上の返信が寄せられ、「選手の健康を守る上で理にかなっているし、戦術的な修正もこまめにできる」という賛成意見から、「サッカーの連続性という最大の魅力が失われる」「テレビCMを増やすための商業的な口実にされるだけだ」といった反対意見まで、世界中のファンや関係者を巻き込んだ大激論となっています。(via ElDesmarque)