試される層の厚さと慢性的な傷病危機に対抗するクラブの医療改革
サンセとニコ・ウィリアムズという攻撃の2大メインキャストを同時に失う緊急事態において、代役を務める選手たちの真価が問われます。今後はウナイ・カナレス、アレックス・ベレンゲル、ロベルト・ナバロ、グルセタ、そしてイニャキ・ウィリアムズらが攻守の牽引役として重責を担うことになります。
一方で、レザマの医務室が埋まり続ける現状は、クラブにとって数年来の深刻な懸念事項です。サンセ自身も2024-25シーズンに19試合欠場(チーム最多得点王ながら)、昨季も12試合欠場と負傷に泣かされてきました。またニコ・ウィリアムズは昨季恥骨痛により20試合を欠場し、ベレンゲルの足指関節炎やイニャキ・ウィリアムズの2ヶ月におよぶ筋肉トラブルなど、攻撃陣の離脱が常態化していました。
アスレティックはこの慢性的な負傷リスクを減らすため、クラブを挙げた抜本的な改革を進めています。スポーツ・ディレクターを務めるミケル・ゴンサレスは『パフォーマンス部門、コンディショニングおよび医療サービスの規模を大幅に拡大した。クラブで働くスタッフを増員し、最新テクノロジーの導入に加え、外部の専門家も招聘している』と語り、今夏にはトップチームの指導・フィジカルスタッフの刷新も実施しました。
最新の体制整備を推し進めているものの、ピッチ上での負傷連鎖を短期間で完全に止めるまでには至っていません。この苦境をチーム全体の総合力と若手の台頭で乗り越えられるか、テルジッチ・アスレティックの底力が試されています。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
代表中断期間中にサンセの左足ヒラメ筋損傷が確定し、ニコ・ウィリアムズに続く攻撃の要の離脱でアスレティックは過密7連戦を前に大きな試練を迎えています。今季テルジッチ体制でフル稼働していた司令塔の穴をカナレスやナバロら代役陣がどう埋めるか、そしてミケル・ゴンサレスSDらが進める医療体制改革の成果を含め、クラブの層の厚さが真価を問われます。