セウタ支援ユニ問題の舞台裏 ロッカールームでの困惑劇とムバッペが明かした「ルーツと多様性」

エルチェ戦の試合前に選手たちがセウタ支援Tシャツのメッセージ部分を折りたたんで隠した騒動について、トンネルおよびロッカールームでの詳細な舞台裏が判明しました。 👕🔍

選手たちが「セウタ支援のTシャツを着てピッチに入場する」という決定を知らされたのは、試合前のウォーミングアップ直前のことでした。しかし、Tシャツに込められたメッセージ(「Todos somos caballas」等)の背景や政治的・社会的な意味合いについての説明が事前になかったため、ロッカールーム内では「政治的な立場表明に巻き込まれるのではないか」と強い不信感が広がりました。一部の選手は一度Tシャツを着たものの、不安から脱ぎ捨てて放置する事態に発展。最終的にクラブ幹部から主将らに対して『Tシャツを着用して出場しなければならない』と強い指示が出されたため着用に至りましたが、ムバッペ、ヴィニシウス・ジュニオール、イブラヒマ・コナテの3人は胸のメッセージが見えないよう折りたたんで入場しました。 🚨🏟️

この行動に対し批判が集まる中、キリアン・ムバッペは自身のルーツと多文化主義への想いを語っています。パリ郊外のボンディで育ったムバッペは、アルジェリア系の母方祖父母とカメルーン系の父親を持ち、フランス、アフリカ、アジア、アラブ文化が混ざり合う環境で成長しました。かつて発表した文章の中で『郊外について外の人は悪く言うが、ここで暮らしたことがない人には本当の姿は理解できない。困っている隣人を助け合う強い連帯感がある』と振り返っています。また、パリSG時代の同僚でモロッコ代表のエースであるアシュラフ・ハキミとも深い友情で結ばれています。 🤝🇫🇷

ムバッペは『As』紙の取材に対し、『まず伝えたいのは、自分はサッカー選手である前に一人の人間であり、セウタの皆さんや被害者の方々に心からの連帯を感じているということだ。しかし同時に、命を落とした多くの移民の方々や、過酷な状況に置かれている人々にも思いを寄せたかった。クラブの決定でTシャツを着ることになったが、どちらか一方だけに肩入れしていると思われるのは非常に難しい立場だった。セウタの人々に反対しているわけでは絶対にない』と、苦渋の決断と本心を語りました。 (via ElDesmarque) (via SPORT)