テルジッチ監督の構想外となった背景と移籍最終日の舞台裏 開幕戦での左SB不採用とサバデル等との争奪戦
ボイロがビルバオを離れる決断を下した背景には、エディン・テルジッチ監督のもとで急速に立ち位置を失った経緯が存在する。
今季のラ・リーガ開幕戦となったセビージャFC戦において、本職左サイドバックのユーリ・ベルチチェが退場処分を受けた際、テルジッチ監督が交代枠やポジション変更で投入・配置したのはボイロではなく、アタッカーのアレックス・ベレンゲールであった。続くFCバルセロナ戦でも、指揮官の優先順位で明らかに上回るヨハネコが先発起用され、ボイロのカンプ・ノウでの出場は試合終盤の20分間にとどまった。
セルタ・デ・ヴィーゴ戦でも出番を得られず、ポジション確保が困難であると悟ったボイロは移籍を模索し始めた。移籍市場最終日には、セグンダ(2部)のサバデルが獲得に全力を挙げたほか、ポルトガルのカーサ・ピアも獲得に名乗りを上げていた。最終的に最も好条件を提示したウエストハムとの交渉がまとまり、ビルバオ側も放出を承認した。
なお、ウエストハムのスポーツ・ディレクターを務めるニルス・コッペンは加入決定時、『彼は私たちが非常に細かくスカウティングを続けてきた選手であり、チームの構造にうまく適応すると信じている。ラ・リーガの素晴らしいクラブで著しい成長を遂げ、実力を証明してきた力強く身体能力に長けたユーティリティ性の高いDFだ。チームに守備の安定をもたらし、この新たな挑戦に非常に強いモチベーションを持っている。彼にとって最高の挑戦になることを願っている』と絶賛の言葉を寄せていた。(via Estadio Deportivo)