初陣で得た勝点1の価値と今季のラシンが約束する圧倒的エンタメ性

試合の終盤は、両チームとも交代枠を使い切り、散発的で決定力を欠く攻撃の応酬が続いたまま、タイムアップのホイッスルを迎えました。2-2の引き分けという結果は、それぞれのチームに異なる余韻を残しています。

ホームのエル・サルディネーロで2点のリードを築いていたラシン・サンタンデールにとっては、手の中にあった勝利をこぼしたかのような「勝ち点2を逃した」という悔しい感触が残る一戦となりました。一方でビジャレアルにとっては、敵地での厳しい展開から追いつき「勝ち点1を拾い上げた」というポジティブな結果と言えます。

しかし、何よりも重要なのは、14年ぶりに1部に復帰したラシンが、強豪ビジャレアルを相手にこれほどまでエキサイティングで魅力的なフットボールを展開できると証明したことです。今シーズンのラシンの試合は、ファンや観客にとって「見ていて最高に楽しい」エンターテインメントを提供してくれることは間違いありません。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

14年ぶりに1部に返り咲いたラシン・サンタンデールは、エル・サルディネーロのサポーターが作り出す圧倒的な熱狂の中、ビジャレアルと2-2の激しい乱打戦を演じました。アンドレス・マルティンのPKと19歳セルヒオ・マルティネスの衝撃ミドルで一時は2点リードを奪うも、前半終了間際のわずか1分間で世界レベルのロングシュート2発を浴びて同点に。後半はプレッシングで相手を圧倒する時間帯を作り、勝ち点3まであと一歩のところまで迫りました。惜しくも引き分けに終わりましたが、今シーズンのラシンが非常にエキサイティングで、観る者を魅了する素晴らしいチームであることを強烈に印象付ける初陣となりました。