元ベティスの点取り屋セドリック・バカンブがMLS新規参入クラブへ電撃移籍決定

今夏に契約満了を迎え、自由交渉の身となっていた元ベティスのコンゴ民主共和国代表FWセドリック・バカンブ。数々の選択肢を慎重に見極めていた35歳の名ストライカーが、ついにアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)の新規参入クラブである「サン・ディエゴFC」と正式契約を結んだ。

契約期間は今シーズン末となる12月までの短期契約を基本とし、パフォーマンスに応じて2027年シーズン、さらには2027-28シーズンまで最大2年間延長できるオプションが付帯している。

バカンブは昨シーズンの冬の移籍市場(1月)の段階で、ベティスを離れてセリエAのイタリアのジェノアやラ・リーガのオビエド、アラベスといったクラブへ移籍する具体的なチャンスを手にしていたが、その時点ではベティスでの戦いに全力を注ぐために自ら残留を決断。その後、フリーエージェントとなったこの夏にはブラジルの名門インテルナシオナル・ポルト・アレグレへの移籍に極めて近づき、市場の最終局面ではレバンテからも具体的な打診を受けていたが、最終的にアメリカでのエキゾチックな新プロジェクトを自身の新天地に選択した。

サン・ディエゴFCのスポーツディレクターを務めるタイラー・ヒープスは、彼の加入に際して『セドリックはヨーロッパや代表の最高峰の舞台で長年にわたり得点を量産してきた確かなクオリティと、勝者のメンタリティをチームに注入してくれる。彼のような極めて経験豊かなトップストライカーをファミリーとして迎えられることを心から誇りに思う』と声明を発表し、「Bakagoal」の愛称を交えて絶大な期待を寄せている。

バカンブはベティスに在籍した期間、公式戦通算74試合に出場(うち36試合が先発)し、15ゴール7アシストを記録。直近の昨シーズンは出場機会が限られ、公式戦27試合(1175分)の出場で4ゴール3アシストと本領を発揮しきれなかったものの、コンゴ民主共和国代表の絶対的なストライカーとしてアフリカネイションズカップなど国際舞台でも長く第一線で活躍し続けてきた。35歳を迎えた点取り屋が、Snapdragonスタジアムのサポーターの前で再びその決定力を爆発させる日は近い。 (via Estadio Deportivo)