13年間を過ごしたマドリード退団の舞台裏とイスコらへの敬意を語るフラン・ガルシア
ベティス加入直後から素晴らしい適応力を見せ、今や左サイドバックの絶対的な主力に定着したフラン・ガルシア。プレシーズンからハイパフォーマンスを維持し、第3節のラ・リーガのバレンシア戦では出場わずか30分でパブロー・ガルシアへの貴重な決勝アシストを配給するなど、その能力の高さを遺憾なく証明している。ベティスが400万ユーロを支払って彼の保有権の50%を獲得したという取引は、現時点でクラブにとってこの上なく大成功の補強となった。
13年間もの長い時間を過ごしたマドリードから退団を決意した理由について、十分な出場機会を確保し、チーム内で確固たる役割を担うためだったと告白。レアル・マドリード側は彼の未来を制限すべく、優先交渉権や将来的な移籍金の50%を留保する契約条件を頑なに求めたが、選手自身の退団への決意は昨シーズンの時点で既に固まっていた。
ベティスへの移籍を後押ししたのは、以前から親交のあったマヌ・ファハルドSDや、マドリード時代の同僚であるイスコ、アルバロ・フィダルゴからの熱烈な誘いだった。彼らからベティスというクラブや街の素晴らしさを徹底的に聞かされたことが、大きな決断を下す上での確かな原動力となった。
特に、加入後すぐに温かいメッセージを送ってくれたイスコに対しては、深い敬意を抱いており、『彼はロドリゴと並んで、私のこれまでのサッカー人生で最も大きな衝撃を受けた別格の天才だ。コンディションさえ万全であれば、間違いなくスペインでトップ3に入る最高峰のミッドフィルダー。軟骨の怪我を抱えているため、毎日のトレーニング負荷を細かく管理しながら進める必要があるが、最近は非常に状態が良く、順調にフィットしている』と太鼓判を押している。
さらに、移籍最終日に電撃的に帰還を果たしたダニ・セバジョスの存在を歓迎し、『彼のような実力者が戻ってきてくれたことは、チーム全体のクオリティを劇的に引き上げる。彼が愛する我が家に戻ったことで得る凄まじいエネルギーは、今シーズンのチャンピオンズリーグを勝ち抜く上で必要なプラスアルファをもたらすだろう』と期待を膨らませている。
ペレグリーニ監督の指導スタイルについては、レアル・マドリード時代の恩師であるカルロ・アンチェロッティ監督との間に多くの共通点を見出している。両者ともにピッチ上で選手たちに自由を与えてのびのびとプレーさせる指導者であり、最も重要で難しいとされる「ビッグクラブにおける選手の巨大なエゴのコントロール」に極めて長けている。ベティスを率いて7年目を迎えるペレグリーニ監督の巧みな人心掌握術は、アンチェロッティに勝るとも劣らないと賞賛している。
また、彼が今シーズン着用する背番号「11」は、ディフェンダーとしては珍しい選択だが、かつてベティスの伝説的レジェンドであるラファエル・ゴルディージョが背負っていた高貴な番号であることを後から知り、この上ない光栄だと感じている。いずれはゴルディージョのように、背番号「3」を背負ってクラブの歴史に名を残す存在になりたいと意気込んでいる。
かつてレアル・マドリードに在籍していた際、左サイドバックの補強に5000万ユーロや6000万ユーロといった巨額の移籍金が投じられる現実を前に、自分の実力を示す挑戦を外で起こす決意を固めた経緯がある。しかし、今ではベティスでの活躍を通じて再びスペイン代表のユニフォームを身にまなり、かつてのライバルたちと代表の舞台で競い合う未来を本気で描いている。 (via Estadio Deportivo)