ADセウタFC & セルタ・フォルトゥナ

フレディ・アルバレス監督率いるセルタ・フォルトゥナは、開幕からカディスとの引き分け、アンドラ相手の劇的な逆転勝利、カステリョン戦での敗北を経て1勝1分1敗(勝ち点4)と、若いチームながら健闘を見せています。

しかし、今週末のセウタへのアウェー戦は、彼らにとって凄まじい試練となります。チームはバスを3本乗り継ぎ、飛行機に乗り、さらに船での移動を加える合計10時間もの超・苛酷な長距離移動を強いられるからです。さらに、負傷者として膝を痛めたヤン・オリベラスが離脱、中盤のウゴ・ブルシオとアンドレス・アンタニョンはトップチームに帯同するため招集外となり、新加入の注目MFステファン・バイチェティッチも調整不足から今回の遠征メンバーには入っていません。代わりにカンテラからMateo Sobralが招集されました。

一方、ADセウタFC(ホセ・フアン・ロメロ監督)は、街全体を巻き込んでいる深刻な移民危機の直撃を受けています。当初獲得合意に達していた15名もの選手が、治安などの問題から移籍を直前で拒否するという信じがたい逆境に見舞われ、その影響からチームは開幕から3連敗、わずか1得点・10失点という惨憺たる数字で最下位に沈んでいます。それでもフォルトゥナのフレディ監督は、『現在のセウタの順位は本来の実力とは程遠い。窮地に陥ったチームは時に全員で連帯し、大きな力を生み出して牙を剥いてくる』と極めて厳しい警戒を示しています。

ピッチの外では、スペインサッカー連盟(RFEF)会長のラファエル・ロウザン氏、スペイン代表監督ルイス・デ・ラ・フエンテ氏、さらに元スペイン代表アイトール・カランカ氏らがセウタを直々に訪問。自治政府知事のフアン・ヘスス・ビバス氏と会談し、『セウタは100%のスペイン領だ。我々はセウタの皆さんと共にある。セウタは絶対に売り渡さず、守り抜く』と強固な連帯を宣言。さらに、スタジアムの規模からフル代表の公式戦は開催できないものの、U-19やU-21といったアンダー世代のスペイン代表公式戦をセウタで近い将来に必ず開催できるよう、具体的に招致活動を行っていることを明らかにしました。(via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque / MARCA)