ナタン・サリバ獲得の8つの真実

ビジャレアルは、念願だった守備的ミッドフィールダーとして、ベルギーのアンデルレヒトからカナダ代表MFナタン・ディラン・サリバ(22歳)を完全に獲得しました。このクラブの最優先目標であった補強を理解するための、8つの重要な真実が明らかになっています。

1. 移籍金と価格交渉

獲得費用は1500万ユーロの固定額に加え、変動インセンティブと、将来彼が移籍した際の売却利益の一定割合が含まれます。アンデルレヒトは当初2000万ユーロ近い金額を要求していましたが、ビジャレアルの巧みな交渉により値下げに成功しました。将来のステップアップも見据えた堅実な投資と言えます。

2. 2031年までの超長期契約

サリバとは5年契約を結び、契約期間は2031年6月30日までとなります。22歳という若さで、ヨーロッパサッカーに適応し始めたばかりの彼の最も素晴らしい全盛期を、ビジャレアルは長期にわたって確保しました。

3. 長期にわたる綿密なスカウティング

この移籍は直近で急に浮上したものではありません。ビジャレアルのスポーツ部門は、彼がMLSのCFモントリオールでプレーしていた頃からその才能を追跡していました。アンデルレヒト移籍後も、欧州の厳しいリーグでいかに適応できるかを注意深く観察し続け、確信を持って今回の獲得を決断したのです。

4. プレースタイルと特徴

彼の強みは「驚異的な運動量、確かなボール奪取力、そして縦への推進力」です。中盤の底にどっしり構える静的なアンカーではなく、ピッチのいたるところを走り回り、フィジカルと積極的なアプローチでボールを刈り取ります。そして奪った直後、自らドリブルでボールを運んで一気にカウンターのスイッチを入れることができます。

5. イニゴ・ペレス監督の求める理想像

サリバのスタイルは、監督がチームに導入しようとしているアグレッシブな戦術に完璧にフィットします。前線からのプレッシングと敵陣近くでの即時奪還を目指すこの戦術は、ミッドフィールダーに多大な体力的負荷を強いるため、常にフレッシュな「走れる脚」が必要です。今後は過密日程に備え、毎試合のようにダブルボランチをローテーションさせることも想定されています。

6. カンテラの若手への配慮と好循環

中盤にはパペ・ゲイェやサンティ・コメサーニャといった実力者が控える中、下部組織から昇格したばかりのアラサン・ディアタやカルロス・マシアの存在も忘れてはいけません。クラブは彼らの才能を非常に高く評価しており、サリバを連れてくることで、彼らに急激な重圧をかけることなく、ラ・リーガの最高強度に段階的に馴染ませる育成プロセスを確保しました。

7. 即合流と即時デビューの可能性

サリバはカナダ代表としてワールドカップを経験した後、アンデルレヒトに戻って今シーズンもすでに公式戦でプレーしていました。そのためコンディションは完全に仕上がっており、本日の午前中から早速ビジャレアルの練習場「ホセ・マヌエル・ジャネサ」での全体トレーニングに合流しました。本日12:00には同会場で入団会見が開かれ、今週金曜日のアラベス戦にそのまま招集されて帯同・デビューを果たす可能性が濃厚です。

8. 適応を支える同胞とパスポートの秘密

ビジャレアルにはすでに、カナダ代表の同僚であるタジョン・ブキャナンとタニ・オルワセユが所属しています。このカナダ人トリオの存在が、新天地での適応を大きく加速させるでしょう。さらに、彼はハイチのパスポートも所有しているため、スペインでのEU圏外選手枠を一切消費しません。これが獲得交渉を格段にスムーズにした隠れた好材料でした。 (via SPORT)