フリアン・アルバレス獲得に向けた動きとアトレティコ・マドリードからの提訴
今夏の最大の補強ターゲットであるフリアン・アルバレスを巡り、FCバルセロナとアトレティコ・マドリードの間で緊張が高まっています。スペインサッカー連盟(RFEF)およびFIFAからバルセロナに対し、アトレティコ・マドリードからの提訴が正式に通知されました。ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOの署名が入ったこの訴状では、バルセロナが契約中の選手であるフリアン・アルバレスに対して不正な交渉(ハラスメント)を行ったと告発されています。
これを受けてRFEFは情報収集手続き(expediente informativo)を開始し、バルセロナには数日中に異議申し立てを行う猶予が与えられました。バルセロナ側は直ちに異議を申し立てる準備を進めています。
アトレティコ・マドリードの主張の根拠は、ワールドカップ期間中にフリアン・アルバレスが「自分の夢を叶えたい」と公に退団を要求した発言の背後に、バルセロナの干渉があるというものです。しかし、バルセロナ側は直接的な交渉が行われたことを証明するのは非常に困難であると考えており、この提訴に対しても冷静な姿勢を保っています。
このような法的な動きがあるにもかかわらず、バルセロナはフリアン・アルバレスの獲得を諦めていません。ジョアン・ラポルタ会長は先日、アトレティコ・マドリードに対して1億ユーロのオファーを提示したことを公言しましたが、クラブはさらに変動ボーナスを追加してオファーの総額を引き上げる可能性も検討しています。バルセロナのスポーツ部門は、アトレティコ・マドリードが「いかなる状況でも売却しない」と主張していることから、フリアン自身が再び公の場で移籍を要求するアクションを起こすことが交渉の鍵になると考えていますが、その保証はありません。フリアン・アルバレスは現在休暇中で、8月10日にアトレティコ・マドリードのプレシーズントレーニングに合流する予定です。
(via Esport3, ElDesmarque, MARCA)
ドゥシャン・ヴラホヴィッチからの逆オファーとバルセロナの対応
フリアン・アルバレスの獲得交渉が難航する中、ユベントスを退団してフリーエージェントとなっているセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの動向が注目されています。ヴラホヴィッチは6月30日でユベントスとの契約を満了し、延長交渉は完全に決裂しました。ユベントスはすでにPSGからコロ・ムアニを獲得しており、彼がトリノに戻る可能性は閉ざされています。
ヴラホヴィッチは新天地でプレシーズンを過ごすため、8月の第1週には自身の将来を決定したいと望んでいます。現在、トルコのベシクタシュから2シーズンの契約と高額な契約金を含む改善されたオファーを受け取っています。しかし、選手本人はFCバルセロナへの移籍を熱望しており、バルセロナのようなトップクラブからのオファーであれば、給与条件を大幅に引き下げる用意があることを周辺を通じてクラブに伝えています。
初夏の時点では、ヴラホヴィッチ側は年俸800万ユーロ(ネット)の2年契約に加え、高額な契約金や代理人手数料を要求していました。バルセロナのスポーツ部門はこの要求額が不釣り合いであると判断し、静観の構えを見せていました。バルセロナからの正式なオファーはまだなく、現状では情報交換の段階にとどまっています。
バルセロナの最優先ターゲットは依然としてフリアン・アルバレスですが、もし獲得が失敗に終わり、さらにフェラン・トーレスが退団した場合には、ヴラホヴィッチを代替案としてリストに残しています。ヴラホヴィッチはベシクタシュのオファーにサインするか、バルセロナが動くのを最後まで待つかの決断を迫られています。
(via SPORT)