バルトラのエリア侵入論争に副会長が終止符!マドリー戦の余韻と元審判たちの異なる見解
前節行われたレアル・マドリード戦での歴史的な1-0の勝利は、今なお大きな反響を呼んでいます。特にキリアン・エムバペが放った後半のペナルティキックを、守護神アルバロ・バジェスがスーパーセーブで防いだシーンについて、キックの瞬間にマルク・バルトラがエリア内に侵入していたのではないか、という論争が未だに尾を引いています。
この議論について、ロペス・カタラン副会長は明確に見解を述べ、火消しに努めました。
『あの瞬間、非常に大きな議論が巻き起こったのはよく理解している。なぜなら、その場にいたほとんどの人間が、今回の特殊なルールを正確に、そして完全には把握していなかったからだ。しかし、試合後にCTA(技術審判委員会)が十分な説明を行い、すべてを明確にしてくれた。これで議論は完全に収束した。あのシーンが再び繰り返されることはない』
と話し、この論争はすでに過去のものとして解決済みであると主張しました。
しかし一方で、テレビ番組「エル・チリンギート」に出演した3人のスペインの著名な元審判(ラファ・ゲレーロ、ウリサール・アスピサルテ、パハレス・パス)は、あのペナルティキックはルール上、絶対にやり直されるべきだったと満場一致で主張し、副会長らとは異なる技術的見解を示しました。
ラファ・ゲレーロは、テレビ画面を拡大してバルトラの足を克明に分析し、
『これはバルトラの数センチ単位のミスであり、彼自身も気づいていなかった。しかし、バルトラの右足のつま先は確実にラインの上に乗っている』
と指摘。
ウリサール・アスピサルテも、厳格なルールを根拠に、
『レギュレーションは非常にクリアだ。ペナルティエリアの境界線、そしてペナルティエリア外の半円も、ルール上はペナルティエリアの一部とみなされる。つまり、キックが行われるより前の段階で選手がラインを少しでも踏んでいれば、それはエリア内に侵入していることになり、PKはやり直しにならなければならない』
と、当時の主審およびVARの判断ミスを主張しました。
パハレス・パスはさらに技術的な違反を2つ指摘しています。
『私から見れば、マルク・バルトラは2つの明白な違反を犯していた。1つはアスピサルテやゲレーロが指摘した通り、半円のライン上に足を乗せていたこと。そしてもう1つは、エムバペがボールを打つ瞬間に、すでにバルトラがその足を軸にしてジャンプし、足が地面から離れて空中に浮いていたことだ。もしキックの瞬間にジャンプして足が浮いていれば、それもルール違反となる。したがってやり直しは不可避だった』
と、詳細な判定基準を解説しました。
しかし、判定を巡る物議はあれど、マドリード撃破がチームに与えた好影響は揺るぎません。副会長は、この大きな一戦を以下のように振り返っています。
『リーグ戦の開幕4試合で勝ち点9を積み上げられたことは、まさに素晴らしいスタートだ。金曜日のマドリード戦での勝利は、チームに計り知れない自信、士気、そして大いなる喜びをもたらした。チームはピッチですべてを出し切り、ファンもいつものように熱狂的な声援を届けてくれた。あの勝利はベティスにとって完全に値するものだった。相手の指揮官やマドリードの選手たちが、決定機を逃したことや、我々のGKがすべてを防いだことに対してフラストレーションを募らせる気持ちはよく分かる。しかし、あの勝利にいつまでも浸っているわけにはいかない。すでに過去のことであり、今は次の試合に向けて100%集中することが不可欠だ。かつてレバンテ戦などで経験したように、一瞬でも集中を切らせば足元をすくわれる。一戦一戦、常に張り詰めた集中力を保ち続けることこそが私たちの進むべき道だ』
と語り、勝利の余韻を断ち切って目の前の戦いに集中する重要性を強調しました。
(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)