イングランド合宿とプレシーズンマッチ詳細

ハンジ・フリック率いるバルサは、7月27日から8月3日までイングランドのセント・ジョージズ・パークで合宿を行っている。初の公式プレシーズンマッチとして、7月31日20時45分にセント・アンドルーズ・スタジアムでチャンピオンシップのバーミンガム・シティと対戦する。先週行われたヨーロッパ戦の4-1での勝利は非公開の練習試合扱いだった。今後の日程として、8月3日に同じくイングランドでプレストン・ノースエンドと対戦し、8月8日にウディネとの3つ巴戦、8月19日にジョアン・ガンペール杯でアル・アハリと対戦する。

バーミンガム戦では、移籍金2200万ユーロとボーナス700万ユーロでドルトムントから加入し2031年まで契約を結んだドイツ代表ウイング、カリム・アデイェミがデビューを飾る。アデイェミは『フリック監督から電話をもらった時、迷わずすぐにイエスと答えた。バルサは世界最大のクラブであり、こんなチャンスは人生に一度しかない』と語っている。ドイツ語で会話できるテア・シュテーゲンと常に行動を共にし、『デビューがとても楽しみだ。リズムを掴み、色々と試すための親善試合だと分かっている』と意気込みを見せている。

一方、フレンキー・デ・ヨングはワールドカップで負った右膝内側側副靭帯断裂の治療中で、手術の要否を検討しているため欠場。アレハンドロ・バルデは背中の軽い違和感を乗り越え木曜日に全体練習に復帰したが、無理はさせない。ラフィーニャは水曜日に合流したばかりで欠場、フェルミン・ロペスはガンペール杯まで復帰できない。また、テア・シュテーゲンはアヤックスへのレンタル移籍に伴う税務上の問題が解決したため、アムステルダムへ向かって離脱した。右ふくらはぎの怪我を克服したロナルド・アラウホ、マルク・ベルナル、クリステンセン、カサド、ジェラール・マルティンらは出場予定となっている。

対戦相手のバーミンガム・シティはクリス・デイヴィス監督の下でポゼッション重視のスタイルを持つ。注目選手には移籍金1800万ユーロのFWジェイ・スタンスフィールド、元アラベスのカルロス・ビセンテ、そして元バルサ・カンテラの韓国人MFペク・スンホがいる。ペク・スンホは2009年にバルサに入団したが、FIFAの未成年移籍違反による処分の対象となり2015年に退団した経緯がある。ワールドカップ出場による特別休暇を終え、この試合に出場する予定だ。カルロス・ビセンテは『プレッシャーのない試合で、楽しむためのテストになる。バルサには若くて優れた選手が多く、素晴らしい補強もしている。ラミン・ヤマルは本当に上手すぎる。テレビで見るより生で見た方が凄い。スペイン代表とバルサには長年活躍できるクラックがいる』とコメントしている。

両クラブの過去の対戦はすべて1950年代後半のフェアーズカップで行われ、バルサの3勝1分1敗。1958-60シーズンの決勝でも対戦し、バルサが合計4-1で勝利しタイトルを獲得している。

また、8月3日に対戦するプレストン・ノースエンドは、新加入のアンソニー・ゴードンが2021年2月にエヴァートンからレンタル移籍し、11試合出場と苦労したものの、それがプレミアリーグで飛躍する糧となったクラブである。ゴードンは現在ワールドカップ後の休暇中で合宿にはまだ合流していない。(via Mundo Deportivo, MARCA, SPORT)

カンテラ若手選手の台頭とアピール

今回のイングランド合宿には、リザーブチームから17人の選手が帯同している。フリック監督は、非公開で行われたヨーロッパ戦において、16歳から18歳の若手が30歳の相手選手たちを圧倒したパフォーマンスに大きな驚きを示し、彼らの働きに非常に満足している。バーミンガム戦では、サイドバックのジョフレ・トレンス、クンデの控えやデ・ヨングの代役候補となるエスパルト、ブリアン・ファリーニャ、フィジカルと得点力が魅力のエジプト人FWハムザ、そして第3GKの座を争うヤアコとイケル・ロドリゲスらがテストされる予定である。(via Mundo Deportivo, SPORT)