W杯による特別収入

エルチェにとって、移籍市場以外での嬉しい臨時収入の話題もある。オーストリア代表として2026年ワールドカップに出場するダビド・アフェングルバーの存在が、クラブに確実な固定収入をもたらすことになった。2024年3月に締結されたFIFAとECA(欧州クラブ協会)のワールドカップに向けたクラブへの援助プログラムにより、クラブは選手が代表チームに拘束される1日につき9321ユーロを受け取ることができる。カタール大会と比較して約70%の増額となるこのシステムは、エルチェに直接的な恩恵をもたらす。

アフェングルバーは5月28日から代表合宿を開始しており、オーストリア代表のグループステージ(ヨルダン、アルジェリア、そして前回王者のアルゼンチンと同組)の最終戦は日本時間6月28日の午前4時に予定されている。これにより、同選手は最低でも1ヶ月間代表に帯同することになり、オーストリアがグループステージで敗退したという最も悲観的なシナリオであっても、エルチェの金庫には約29万8000ユーロが転がり込む計算となる。オーストリアがラウンドを勝ち進めばこの金額は段階的に増額され、仮に決勝まで進出した場合は50万ユーロ近くに達する見込みだ。

現在25歳のアフェングルバーはエルチェとあと1シーズンの契約を残しており、クラブは彼がワールドカップの舞台でどのようなパフォーマンスを見せるかにも大きな関心を寄せている。世界最大のショーケースであるW杯での活躍は、選手の市場価値を一気に跳ね上げる可能性を秘めているからだ。専門サイトのTransfermarktによれば、2024年夏にエルチェの街に到着して以来、彼の市場価値は500万ユーロ上昇し、現在は900万ユーロと評価されている。ただし、オーストリア代表の守備陣は競争が非常に激しく、ラルフ・ラングニック監督の下で彼が先発の座を確保できるかはまだ不透明な状況である。 (via SPORT)