名門スタジアム「メスタージャ」での最後のクラシック!100年の歴史が紡ぐ因縁

今シーズンは、バレンシアが誇る歴史的な本拠地メスタージャでバルセロナを迎える、ラ・リーガ史上最後のクラシックになるかもしれません。なぜなら、1923年の開場から100年以上の歴史を刻んできた現在のスタジアムは今シーズン限りで閉鎖され、2027年のプレシーズンマッチであるトロフェオ・ナランハからは建設中の新メスタージャへと本拠地を移す予定となっているからです。

この両雄によるメスタージャでのリーグ戦は、これまで115回を数え、これは同一スタジアムでの対戦回数としてラ・リーガの歴史上最も多いカードです。2位であるレアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコ(105回)を大きく上回る、スペインサッカーの真のクラシックと言えます。バルセロナがこの記念すべきスタジアムに初めて公式戦で乗り込んできたのは100年以上前の1925年3月22日のことで、当時は1-1の引き分けでした。

バルセロナにとってメスタージャは非常に縁起の良いスタジアムでもあり、これまでにここで4回もコパ・デル・レイのタイトルを勝ち取っています。1926年のアトレティコ・マドリード戦を皮切りに、1990年のレアル・マドリード戦、1998年のマジョルカ戦、2009年のアスレティック・クラブ戦で王座に就きました。一方で、1936年、2011年、2014年にはいずれも宿敵レアル・マドリードを相手に1点差でコパ決勝で涙を呑んだ、悔しい思い出の地でもあります。

メスタージャにおける両者のこれまでの対戦成績は、驚くほど拮抗しています。バルセロナはアウェイチームとしてメスタージャで最多の43勝を挙げているものの、ホームのバレンシアも42勝30引き分けとほぼ互角の戦いを見せてきました。さらに通算ゴール数では、バレンシアが197得点、バルセロナが185得点と、伝統的に激しい打ち合いが繰り広げられてきたことがスタッツからも証明されています。ちなみに、この地で最も多くのゴールを決めたアウェイの選手は11得点のリオネル・メッシ氏であり、あのディエゴ・マラドーナ氏がラ・リーガでのデビュー戦を飾ったのもこのスタジアムでした。

昨シーズンの最終節では、バレンシアがすでに優勝を決めていたバルセロナに3-1で快勝しており、良いイメージを持って臨むことができます。100年以上にわたり数々の伝説を生み出してきた聖地での最後の対決。両チームのプライドが激突する、歴史的な一戦がまもなく幕を開けます。(via SPORT)