ミカエル・オリセ バイエルンが2032年までの契約延長を提示し2億ユーロの解除金設定が焦点に

バイエルン・ミュンヘンが24歳のフランス代表アタッカー、ミカエル・オリセに対し、2032年までの長期契約とクラブ最高給を提示して契約延長を図る動きを強めている。レアル・マドリードをはじめとする欧州メガクラブからの関心が伝えられる中、ドイツの巨人が主力アタッカーの引き留めに向けて本格的な交渉に乗り出している段階だ。

昨季のレアル・マドリード戦で圧倒的な存在感を示して以来、欧州最高峰の攻撃的ミッドフィルダーとして評価を高めたオリセは、今年のワールドカップでフランス代表を4位に導きキリアン・エムバペの最良の相棒として大会を席巻した。こうした活躍を受けてレアル・マドリードが獲得を模索したものの、ドイツには違約金設定の義務がなくバイエルンが非売品姿勢を貫いたため、スペインの王者は代替策としてヤン・ディオマンデの補強へ舵を切った経緯がある。

しかし、資金力を誇るプレミアリーグ勢などの関心は尽きず、バイエルン側は将来的な流出リスクを断ち切るための行動に出た。スカイ・アレマニアの報によれば、クラブは現在2029年までとなっている契約を3年間延長し、2032年までの長期契約を結ぶオファーを準備しているという。この新契約が実現すれば、年俸額でイングランド代表主将ハリー・ケインをも上回り、チーム内で最も高い給与を受け取る選手となる見通しだ。

バイエルンはジャマル・ムシアラとオリセの二人を将来のクラブを背負う絶対的な軸と位置づけている。契約満了が迫るハリー・ケインとの延長交渉を終えた後、オリセの更新作業がクラブの最優先事項に掲げられている格好だ。

ところが、契約締結に向けた最大の争点として浮上しているのが、選手側が要求する2億ユーロの契約解除条項の設定だ。将来的にレアル・マドリードなどの大物クラブから打診があった際や、環境に変化が生じた場合に備えたい考えである。そのため、自ら移籍の主導権を握る圧力手段として、この高額な条項を契約に組み込むことを希望している。

この動きが示すのは、バイエルンが破格の条件で引き留めを図る一方で、選手側は将来的なキャリアの選択肢を確保しようと駆け引きを続けている現状だ。解除条項の金額や設定の有無を巡る攻防が今後の交渉の行方を左右することになり、バイエルン幹部が提示する条件に対し選手側がいつ最終決断を下すかが焦点となる。(via Estadio Deportivo)