「VARがあればダービーの歴史は変わっていた」オルテガ氏が明かす審判判定の均衡とCL決勝の無念

イ・ガンインの判定を認めつつも、オルテガ氏は長年マドリード・ダービーで積み重なってきた審判判定の歴史と「風向きの均衡」について鋭く踏み込みました。『過去のフットボール界では実に様々な出来事が起きてきた。かつてのカゼミーロによる手を使ったあのハンド判定などもその一つだ』と振り返り、『私は判定に泣かされた時代と、そうではない時代の双方を経験してきた。歴史の中で、たまには自分たちに判定の風向きが味方する時があっても良いはずだ』と強い語調で語りました。

その象徴的な例としてオルテガ氏が挙げたのが、シメオネ体制下で迎えたミラノでのチャンピオンズリーグ(CL)決勝です。『私たちは、セルヒオ・ラモスによる明確なオフサイドの位置からのゴールによって先制を許し、タイトルを争う厳しい戦いを強いられた苦い記憶を抱えている。今回のような判定を通じて、過去の不利益と少しずつ対等に釣り合いが取れていくものだ。もし当時からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が存在していれば、過去のマドリード・ダービーにおける数多くの結果や歴史そのものが大きく変わっていたはずだ』と熱弁を振るい、長年アトレティコが呑み込んできた審判問題に対する揺るぎない想いを表明しました。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

マルク・プビルのCBコンバート大成功と市場価値5000万ユーロ跳ね上がりは、シメオネ監督の育成能力とクラブの補強戦略の見事さを証明する明るいニュースです。一方で、元フィジカルコーチのオルテガ氏が語ったダービーの判定論や過去のCL決勝への言及は、ダービーの持つ熱量と歴史の深さを改めて印象付けるものでした。代表ウィーク明けのアラベス戦に向け、ピッチ内外でアトレティコの存在感が際立っています。