新生セビージャの第2の9番ロビー・ウレへの期待とベティス新FWパロットとの非情な比較
開幕戦のラージョ・バジェカーノ戦(2-1)において、後半の45分間に出場して劇的な逆転勝ちを決定づけるペナルティキック(PK)を泥臭く誘発した22歳のスコットランド人新エース、ロビー・ウレ(Robbie Ure)の評価が、ヨーロッパ全域で急激に高まっています。
ウレはスウェーデンのシリウスから650万ユーロという実質的な「格安価格」で加入したばかりですが、このラージョ戦でのインパクトを受け、新たにスコットランド代表監督に就任したセバスティアン・ポコニョーリ氏が即座にリアクションを示しました。ポコニョーリ新監督は、9月26日に行われるスロベニアとのUEFAネーションズリーグ開幕戦に向けた代表候補リストに、早くもウレの名前を明記。メディアに対し『ウレのような無限のポテンシャルを秘めた若いアタッカーをこれ以上無視(スルー)することは法的にもスポーツ的にも絶対に不可能だ』と絶賛のコメントを寄せました。ウレはシリウス時代に20試合20ゴール3アシストという驚異的なスタッツを残していたものの、2026年ワールドカップのメンバーからは不運にも外れていたため、今回の LaLiga デビューは彼のキャリアにおける真のブレイクの瞬間(エボリューション)となりました。
しかし、このウレの加入を巡り、アンダルシアの首都セビージャを真っ二つに分ける宿敵レアル・ベティスとの間で、早くも「非情なレベルの比較論争」が巻き起こっています。
国際フットボールのスペシャリストである名物記者ホセ・ダビド・ロペス氏(「El Enganche」主宰、Cadena SERに出演)は、ベティスが新たに獲得したアイルランド代表FWトロイ・パロット(Troy Parrott)とウレの二人の実力について、次のようにシビアなトーンで一刀両断しました。
『今日、ピッチ上の実力とこれまでの実績を客観的に比較するならば、パロットがウレをはるかに凌駕する優れたストライカーであることは紛れもない事実です。パロットはオランダ1部のAZで公式戦31ゴール12アシストをマークし、その決定力とトランジションでの高い強度、および前線で孤立しても自給自足でシュートまで持っていける極めて高い自己完結能力(オートスフィシエンテ)をすでに完全に証明・検証しています。移籍金を見ても、パロットの1600万〜1700万ユーロ(市場価値2500万ユーロ)に対し、ウレはわずか650万ユーロ(市場価値500万ユーロ)に過ぎません。もちろんウレにとって、スウェーデンリーグから世界最高峰のラ・リーガの、しかもセビージャという巨大な舞台へのステップアップは計り知れないほどビッグなチャンスですが、現時点での二人の格差は誰の目にも明らかです』。
セビージャとしては、パロットという高額な投資を行えるベティスの財務状況を横目で見ながらも、ウレという限られた予算の中で獲得した新星が、アイサック・ロメロとともにチームの新たな攻撃モデルとしてどこまで急成長できるかにすべてを賭けています。(via Estadio Deportivo / SPORT)