フリアン・アルバレス移籍騒動とバルサとの全面戦争
蜘蛛ことフリアン・アルバレスの去就が、ヨーロッパの移籍市場で最大の関心事となっている。今季、コルネジャでの見事なフリーキック弾で前年の29ゴールという高い目標に向けた素晴らしいスタートを切り、9月末にはラージョ戦で3ゴール、レアル・マドリード戦で2ゴールと大爆発。しかしその後は沈黙し、リーグ戦ではセビージャ戦でのPK1ゴールのみにとどまり、合計8ゴールで終わった。この得点力不足がチームの首位争いに響いた一方で、チャンピオンズリーグではベスト32から準決勝まで得点を重ねる活躍を見せた。
そのフリアンは現在、FCバルセロナでのプレーを熱望し、アトレティコでのステージに終止符を打つ決断を下した。彼の代理人であるフェルナンド・イダルゴは、アーセナルとパリ・サンジェルマンに対し、すべての交渉を凍結するよう通達。アーセナルはガブリエル・ジェズスやガブリエル・マルティネッリを含む現金と選手のトレードを準備し、PSGもゴンサロ・ハモスを取引に含める意向だったが、選手側は関心に感謝しつつもバルサへの移籍を絶対的な優先事項としている。
しかし、アトレティコは直接のライバルへの主力放出を容易には認めず、5億ユーロという天文学的な契約解除金に固執している。この強硬な姿勢の裏には、バルサ側からの意図的かつ虚偽のリークによる嫌がらせキャンペーンへの激しい怒りがある。
この移籍交渉は、アトレティコの新スポーツディレクターであるマテウ・アレマニーと、バルサのデコSDとの因縁の対決でもある。アレマニーは過去にデコがバルサのSDに就任したことでクラブを追われた経緯があり、この二人が直接顔を合わせて交渉に臨む運命にある。
バルサ側は、かつてアントワーヌ・グリーズマンの獲得で高額な移籍金を支払いながら利益を得られなかった失敗を繰り返さないよう、1億1000万ユーロ以上の支払いは狂気の沙汰だと慎重な姿勢を見せている。交渉が長引きバルサの財政難が壁となれば、PSGが再び有力な移籍先として浮上する可能性も残されている。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)