62分からの猛攻と暗転の5分間&ニコ・セラーノのテルジッチ体制初出場
静まり返っていたサン・マメスの雰囲気が一変したのは、試合も終盤に差し掛かった62分頃でした。テルジッチ監督がヘスス・アレソの起用に続いてアレックス・ベレンゲルとマロアンをピッチに送り込むと、ホームの観客が一斉に咆哮を上げ、アスレティックが一気に猛攻を仕掛けました。アラベスはまるで仰向けになった猫のように必死の防衛を強いられました。
直後、左サイドバックのユーリ・ベルチチェが放った決定的なシュートは相手守備陣とGKスィベラの決死のセーブに阻まれます。さらにその直後、ニコ・ウィリアムズがペナルティエリア内で相手DFテナグリアからファールを受けてPKを獲得。スタジアムのボルテージは最高潮に達しました。しかし、キケ監督が2枚替えを行う間に流れた緊迫した空気のなか、キッカーを務めたサンセのPKはスィベラに見事読まれてストップされ、わずか5分少々の間に巻き起こった怒涛のラッシュは一瞬にして途切れてしまいました。
その後もテルジッチ監督は戦線を離脱していたロバート・カナレス、さらにはテルジッチ新監督の下で今季初出場となったニコ・セラーノを順次投入。5-4-1に切り替えて逃げ切りを図るアラベスに対し、アディショナルタイムにはセラーノの足元に決定的な千載一遇のチャンスが巡ってきましたが、惜しくも勝ち越し弾とはなりませんでした。(via Mundo Deportivo)