深刻なCB不足と補強の3候補
昨シーズン、ラ・リーガ最多タイ(レバンテと同数)となる61失点を記録したソシエダにとって、守備の再建は避けて通れない最大の課題です。ドゥイェ・チャレタ=ツァルがオリンピック・リヨンへ戻ったため、エリック・ブレトスSDは守備のバランスを整える絶対的なレギュラーとなるセンターバックの獲得に奔走しています。
現在の補強候補は3人に絞られています。1人目はチェコ代表のラディスラフ・クレイチー(ウルブス)。昨季はジローナでチャンピオンズリーグ出場に貢献した実力者で、本人はイングランド2部のチャンピオンシップよりもスペインでのプレーを望んでおり、昨季コパ・デル・レイを制して今季4大会を戦うソシエダのプロジェクトに非常に魅力を感じています。しかし、ウルブスが昨夏に支払った3000万ユーロに近い額を要求しており、オスカールソンやサディクに費やしたクラブ史上最高額の2000万ユーロすら超えたくないソシエダの予算とは全く合致していません。ウルブスが要求を下げるか、買取オプション付きのレンタルを受け入れない限り実現は不可能です。
2人目はウェストハムのエドソン・アルバレス。187cmの長身で昨季苦しんだセットプレーの守備に強く、ボランチもこなせる汎用性の高さが魅力です。ヨーロッパでの経験やW杯出場経験もあり、移籍金も現実的な範囲に収まると見られています。ただ、古巣であるアヤックスも獲得を狙っている点が懸念材料です。
3人目はクルゼイロの22歳、ジョナサン・ジェズス。すでにソシエダは予算上限となる1500万ユーロのオファーを提示したと報じられており、現在と未来を見据えた投資としてブレトスSDも高く評価しています。
現在チームのCB陣は、キャプテンのイゴール・スベルディア(昨季は負傷などで浮き沈みがあった)、昨季台頭したジョン・マルティン、アラベスへのレンタルから復帰したジョン・パチェコ、そして経験の浅いルケン・ベイティアの4人です。新戦力登録の枠を空けるため、1部リーグで出場時間を得る目的でパチェコかベイティア、あるいは両方をレンタルなどで放出する可能性が高くなっています。ブレトスSDは開幕に向けて焦っておらず、序盤は既存戦力で乗り切り、移籍市場終盤に売り手クラブが条件を下げるのを待つ時間的な猶予を持っています。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)