クティ・ロメロが見せる新リーダーシップとフリアン支援

「風格と威厳」という言葉を体現する存在、それがアトレティコ・マドリードに加入したクティ・ロメロです。キャプテンマークを巻かずとも、ピッチ内外で絶大なリーダーシップを発揮しており、アルゼンチン代表でもメッシ引退後の主将候補として期待される男が、ゴディンやミランダ、リュカ・エルナンデスらが築いた堅守を取り戻すための中心人物となっています。

アンフィールドでのリヴァプール戦ではチームが2失点を喫して敗れたものの、ロメロ個人のパフォーマンスは圧巻でした。対人デュエル勝率100パーセント(7戦7勝)を記録し、実に13回もの守備アクションを成功させるなど、世界最高峰のセンターバックたる理由を見せつけました。数値上の貢献にとどまらず、後方からのビルドアップでの落ち着きや、腕を大きく振って味方に指示を出し、声で陣形を統率する圧倒的なキャプテンシーでチームを引っ張っています。

さらにロメロの存在は、ピッチ外でも極めて重要な役割を果たしています。特に親友であるフリアン・アルバレスの復調サポートにおいて、ロメロの寄り添いは不可欠なものとなっています。ゴールから遠ざかり批判を浴びるフリアンに対し、同胞のムッソやジュリアーノ・シメオネと共に常に影のように寄り添い、彼が精神的な平穏を取り戻して本来の圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう、責任を持ってケアを続けています。

トッテナムでキャプテンを務めた経験とワールドカップ制覇の実績に裏打ちされたその力強い振る舞いは、アトレティコが久しく求めていた真のリーダーの姿そのものです。 (via MARCA)