ガブリエウ・ジェズス(FCバルセロナ) 夏の補強が成功を証明

アーセナルからFCバルセロナへ加入したブラジル人アタッカーのガブリエウ・ジェズスは、今夏の移籍成立後に圧巻の得点効率を見せ、クラブの獲得劇が正しかったことを証明している。過去の負傷履歴や得点不足から懸念の声も存在したが、公式戦7試合で4ゴールを挙げる活躍により、すでに前評判を覆す存在となった。

もともとこの移籍は、今夏の移籍市場終盤に急遽進められた補強であり、同胞であるハフィーニャの控えとして攻撃陣に休息を与える目的で実現したものだ。ところが、ハフィーニャの負傷離脱に伴って出番が回ってくると、ハンジ・フリック監督の要求に完璧に応えて定位置をつかみ取った。

開幕9節で39ゴールと爆発的な攻撃力を誇るチームにおいて、新加入のアタッカーは公式戦で59分に1ゴールという驚異的なペースで得点を重ねている。ラ・リーガではすでに3得点を記録しており、チャンピオンズリーグのデビュー戦となったフェイエノールト戦でも1ゴールを決める勝負強さを披露した。

直近のベティス戦でもスタメンに抜擢されると、79分間のプレーでチームの3点目を決め、勝利を引き寄せた。この試合ではラミン・ヤマルからのアシストを結実させたほか、取り消しとなったものの更なるゴールに絡むなど、圧巻のパフォーマンスを誇る。その直前のガラタサライ戦後にはフリック監督が『ガブリエウはトップ選手であり、今後さらにパフォーマンスを伸ばすはずだ』と絶賛しており、指揮官の期待に即座に結果で応えた格好だ。

こうした活躍に対し、スポーツディレクターを務めるデコの手腕を評価する声が高まっている。Radio Marcaに出演したジャーナリストのフラン・ゴンザレスは『ガブリエウ・ジェズスの記録した数字は非常に本格的だ。ラ・リーガでの得点数はすでにヴィニシウス・ジュニオールを超えており、レアル・マドリードで彼以上の点を取っているのは7ゴールのキリアン・エムバペしかいない。アーセナル時代の過去2シーズンは年間3ゴールにとどまっていたが、バルセロナではすでに同等以上の数字を叩き出しており、大成功の補強と言える』と語った。

つまり、今回の移籍劇が示しているのは、控え枠にとどまらない主軸級の得点源を獲得できたという現実である。プレミアリーグ時代の不振を完全に払拭したブラジル人アタッカーが、今後の過密日程においてチームの勝ち点をどこまで伸ばしていけるかが、次なる注目点だ。(via SPORT)

【本日の総括】

今夏の移籍市場終盤に加入したガブリエウ・ジェズスが、短期間でバルセロナの得点源へと昇華し、クラブの補強戦略の正当性を証明した。新天地での高い順応性と圧倒的な得点ペースは、今後の過密日程に挑むチームにとって極めて大きな推進力となる。戦力の拡充を果たしたクラブが、この勢いをどこまで継続できるかが今後の焦点だ。