智将ペジェリーニの警鐘と選手管理

悲願のチャンピオンズリーグ開幕を目前に控え、マヌエル・ペジェリーニ監督は、このきらびやかな最高峰の大会が内包する危険性について強い言葉で警告を発している。

過去に7回もチャンピオンズリーグを戦い抜いてきた経験豊かなチリ人指揮官は、この大会の恐ろしさをこう分析する。

『チャンピオンズリーグは人々を強烈に引きつける非常に魅力的な大会だが、同時にとても危険で、最終的には国内リーグ戦にその代償を支払わせることになる。たとえば、チャンピオンズリーグで準決勝まで進む大躍進を遂げたとしても、その結果としてラ・リーガの成績を落とし、翌年のヨーロッパの大会への出場権を逃してしまっては元も子もない。だからこそ、どちらの戦線でも安定して戦うことのできる、極めてバランスの取れたスカッドを維持することが何よりも不可欠なのだ。我々にとってラ・リーガは常に最も優先されるべき重要な基盤であり、1年間の集大成だ。もちろんコパやチャンピオンズリーグでもできるだけ上を目指して戦うが、リーグ戦をおろそかにしてはならない』

この哲学に基づき、指揮官はリーグ用とCL用のメンバーを明確に分けることをせず、全選手が一丸となってシーズンを戦い抜くことを求めている。

また、負傷やコンディション調整中の主力メンバーの最新状況についても具体的に言及した。

まず、レアル・マドリードから電撃復帰を果たし、今回初の遠征メンバー入りを果たしたダニ・セバジョスについて、指揮官は慎重な姿勢を崩さない。

『ダニが遠征リストに入ったことは、我々にとって間違いなく大きな一歩だ。しかし、彼はチームへの合流が遅れており、本格的な全体練習に加わってからまだ2日しか経っていない。そのため、すぐに多くの出場時間を得ることは簡単ではない。今後、日を追うごとに彼がピッチ上のどこで最もフィットし、チームに貢献できるかを見極めていきたい』

さらに、直近の試合で3試合連続の先発出場が期待されるイスコの起用についても、メディカルスタッフと慎重に議論を重ねている。

『イスコがプレー時間を積み重ね、順調にフィットネスを上げていることは非常にポジティブなことだ。しかし、彼の肉体的な負荷のコントロールは極めてデリケート。スタメンから起用して長い時間引っ張るのがベストなのか、あるいは休養を挟むべきなのか、ドクターやフィジカルコーチと相談して最終決定を下す』

そして、遠征メンバーから急遽除外されたエズ・アブデについても、状況が明らかになった。

『アブデはまだ膝の怪我が100%回復していない。膝の怪いというのは非常に厄介で、強い痛みを伴うため、決して無理はさせられない。数日中には完全な状態に戻ってくれることを願っている』

実際には、アブデは膝の慢性的な問題に加え、急激な体力の低下を引き起こしたウイルス性の発熱に悩まされており、医療スタッフの判断で今回のフランス遠征への同行を回避し、居残り治療を選択した。順調にいけば、来週月曜日に予定されているビジャレアル戦での復帰を目指す方針だ。

最後に、初戦の相手リールを率いるダヴィデ・アンチェロッティ監督(カルロ・アンチェロッティ監督の息子)について、ペジェリーニ監督は敬意を込めてこう評した。

『ダヴィデが偉大な父親の影から離れ、自ら一歩を踏み出したのは非常に素晴らしい決断だ。彼は父親というフットボール史上最高の監督のそばで、多くの経験を積んできた。おそらく父親に似た素晴らしいフットボールのアイデアを持っているはずで、今後輝かしいキャリアを築くだろう。ただ、明日だけは彼の計画がうまくいかないことを心から願っているよ(笑)』

(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / SPORT / MARCA)