64年ぶりの記憶:初対戦シュトゥットガルトの地に刻まれたクラブ史上初の欧州タイトル
火曜日の夜、アトレティコ・マドリードはMHPArenaでシュトゥットガルトとのUEFAチャンピオンズリーグ第3節に挑みます。1893年創設のシュトゥットガルトと1903年創設のアトレティコ・マドリードという、ともに100年以上の歴史を誇る両クラブですが、意外にも公式戦で顔を合わせるのはクラブ史上今回が完全な初対戦(un duelo inédito)となります。🏟️
しかし、会場となるこのスタジアムは、アトレティコ・マドリードの歴史において特別な光輝を放つ聖地です。今から64年前の1962年、アトレティコはこの地でクラブ史上初となる欧州タイトル「カップウィナーズカップ(Recopa de Europa)」を掲げました。1962年5月10日にセルティック・グラスゴーのハムデン・パークで行われたフィオレンティーナとの決勝戦は1-1の引き分けに終わり、当時はPK戦の規定がなかったため、チリW杯による中断を挟んだ約4ヶ月後の9月5日に、当時『ネッカーシュタディオン』と呼ばれていたこのスタジアムで再試合が開催されました。ホセ・ビジャロンガ監督率いるアトレティコは、ジョネス、メンドサ、ペイロのゴールにより3-0でフィオレンティーナを圧倒し、主将エンリケ・コジャールが歓喜のトロフィーを掲げたのです。🏆
このスタジアムは時代とともにその名称を変えてきました。1933年から1945年は『アドルフ・ヒトラー・カンプバーン』、1945年から1949年は『センチュリー・スタジアム』、ネッカー川にちなんで名付けられた『ネッカーシュタディオン』(1949-1993)、偉大な技術者に因んだ『ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオン』(1993-2008)、『メルセデス・ベンツ・アリーナ』(2008-2023)、そして現在の『MHPArena』へと至ります。64年の時を経て、伝説のカップウィナーズカップという大会自体も姿を消しましたが、アトレティコは栄光の記憶が眠る地に再び足を踏み入れます。なお、アトレティコの対ドイツ勢通算成績は51戦23勝9分18敗(アウェイでは24戦7勝4分13敗)となっています。(via Mundo Deportivo)