久保建英の現在地:エルチェ戦不出場という警告と監督のお茶会コメント
日本代表アタッカーの久保建英にとっては、悔しさと大きなモチベーションを突きつけられる一戦となりました。この試合、前節のスタメンから6枚の変更を行ったマタラッツォ監督ですが、久保やアンデル・バレンネチェア、オリ・オシュカルソンといった前節の主力攻撃陣はすべてベンチスタートとなり、結果として彼らは1分もピッチに立つ機会がありませんでした。主力勢を休ませつつオチエンやスチッチが結果を出してアウェイ勝利を手にした事実は、彼らにとってうかうかしていられないという無言の警告とも受け取れる競争の厳しさを物語っています。
しかし、試合に先立って行われた会見で、マタラッツォ監督は久保に対して絶大な期待と信頼を寄せていることを、非常にユニークなエピソードを交えて語っています。
『前節の後、タケと非常に心地よい穏やかな時間を共に過ごしたんだ。私は日本の緑茶の熱烈なファンでね。玉露や煎茶、玄米茶などをよく好んで飲むのだが、その日本の緑茶を一緒に飲みながら、現在の彼のシチュエーションについてじっくりと話し合ったよ。タケがどのような素晴らしいクオリティを持った選手であるかは我々全員が百も承知だし、彼自身も今現在、自分が本来のトップフォームに達していないことを誰よりも深く自覚している。だからこそ、ここから再びギアを上げていくために、クラブやチームが彼に対して何を提供すべきか、彼自身に何が必要か、そしてお互いに何を要求し合っていくべきかについて建設的な話し合いができた。彼はここから必ずピッチの上で大きな一歩を踏み出して違いを作ってくれると信じているし、私自身、彼の能力を心から信頼しているんだ』
日本の緑茶が結んだ指揮官と久保の絆は、シーズンの本格化に伴ってソシエダの最大の武器として再び輝きを放つはずです。(via DiarioVasco)