エルチェ戦決着:Sucicの劇的決勝弾とMarreroの守護神セーブ

まさに絶体絶命の状況でしたが、ソシエダの不屈のキャラクターが勝負を決めました。後半89分、カウンターから諦めずに走り続けたオチエンが粘り強くキープしてパスを送ると、それを受けたスチッチが並み居るディフェンダーをかわしてペナルティエリア内に侵入。強烈な左足のシュートを突き刺し、劇的な決勝ゴールとなる2-3の勝ち越し弾をもたらしました。

その後のアディショナルタイムは耐え忍ぶ時間となりました。後半92分にはエルチェの鋭いヘディングシュートがゴールを襲いましたが、この日アレックス・レミロに代わって先発に抜擢されたGKウナイ・マレーロが驚異的な横っ飛びのスーパーセーブを披露し、同点弾を許しませんでした。さらにオチエンが驚異的なフィジカルで敵陣深くへボールを運び、一人で2つのコーナーキックを獲得して試合時間を巧みに使い切り、見事に勝ち点3を死守しました。

指揮官のペレグリーノ・マタラッツォは試合後、安堵の表情を浮かべながら次のように語りました。

『1人少ないという非常に難しい状況のなかで、最後までスピリットを切らさずに戦い、自分たちが値する勝利をしっかりと掴み取れたことはこの上なくポジティブな成果だ。レッドカードの後は守備の陣形を維持することやクロスへの対応にかなり苦労し、相手を自分たちのゴールから遠ざけることができなくなっていた。それでも、チーム全員で限界までプッシュし続け、ルカ・スチッチの素晴らしい個人技からキャラクターを示すことができた。何よりも重要なのは、ホームかアウェイかに関わらずこの勝ち点3が極めて重要だということであり、順位表の最下位周辺に沈むのを回避して一歩ずつ勝ち点を積み上げていけることだ』

また、守護神レミロに代えてマレーロを先発させた驚きの采配については次のように意図を明かしています。

『たしかにアレックスは開幕からの数試合で素晴らしいパフォーマンスを見せていた。しかし、ウナイをより頻繁に先発メンバーに組み込み、公式戦での競争力を保ちたいと考えていたんだ。今回の試合では後方からのビルドアップにおけるリスクを最小限に抑えたいという狙いがあり、そうしたプレーの確実性という点ではウナイの方がより適した選択肢だと判断したんだ』 (via DiarioVasco)