エルチェ戦詳細:0-2からのVAR退場劇と追いつかれた10分間
ゲームの入りは素晴らしいものでした。前半11分、右コーナーキックからの二次攻撃で、カルロス・ソラーがゴール前にふわりと放り込んだ球に対し、オフサイドを巧みに回避したオチエンが右足ボレーで力強く先制ゴールを叩き込みました。この時速107キロに達した豪快な一撃は相手GKディトゥロのニアサイドを突き、チームに勢いをもたらします。さらに前半31分、エルチェ守備陣の連係ミスを突いてオチエンが猛然とプレスをかけ、こぼれ球を回収してペナルティエリア手前へ折り返しました。これに走り込んだヤンゲル・エレーラが右足で放った鋭い低弾道のシュートは、相手GKのファンブルを誘い、そのままネットに吸い込まれました。この時点で0-2。ソシエダにとっては極めて安定した展開に見えました。
しかし、後半に入るとスタジアムを揺るがす大混乱が生じました。後半61分、カウンターからソラーのパスに抜け出したルカ・スチッチがキーパーの股を抜く技ありのシュートを決めて0-3としたかに思われましたが、VARが介入します。主審のオルティス・アリアスがオンフィールドレビューを行った結果、ゴールの起点となる直前の場面で、後半から途中出場したばかりのジョン・マルティンがハンドを犯していたと判定されたのです。さらにこのハンドが決定的な得点機会の阻止(DOGSO)と見なされ、ゴールは取り消された上にジョン・マルティンが一発退場となる想定外の事態に陥りました。
10人となったソシエダに対し、エルチェは怒涛の反撃を開始しました。後半67分には、交代出場したトマ・レマルにペナルティエリア手前から右足で鋭いシュートを決められて1-2。さらに後半74分には、左からのクロスをファーサイドのテテ・モレンテが折り返し、中央でフリーになっていたフェル・ニーニョに胸で押し込まれ、わずか数分間で2-2の同点に追いつかれてしまいました。スタジアムは狂乱の渦と化し、10人のソシエダは完全に防戦一方の窮地に追い込まれました。(via ElDesmarque)