苦難の路上生活からリーガ初ゴールへ!新星オチエンが掴んだ夢と指揮官の絶賛

今回のエルチェ戦で、プロとして2度目のスタメン起用に応えたケニア出身の23歳、ジョブ・オチエンが1ゴール2アシストという圧巻のパフォーマンスを披露し、文句なしの試合MVPに輝きました。

オチエンは後半、エリア内のルーズボールに素早く反応し、見事な反転シュートを流し込んで1部リーグでの記念すべき初ゴールを記録。さらに、背後から大声で名前を叫んだヤンゲル・エレーラに落ち着いてラストパスを通してアシストをマーク。最後は、スペースへ走るルカ・スチッチへ絶妙なスルーパスを送り、劇的な決勝ゴールをアシストしました。後半70分には両ふくらはぎが激しく攣る事態に見舞われましたが、わずか5分で痛みを克服してピッチを走り続けるなど、驚異的なタフさを見せました。

ナイロビ出身のオチエンは、17歳でスペインに渡る際、両親がクラウドファンディングで資金を募ってようやく旅費を工面したという背景があります。スペイン到着後も順風満帆ではなく、送金の遅れによって住んでいた選手寮から荷物ごと路上へ放り出されるという過酷な経験も味わいました。そこから這い上がり、2022年にソシエダの提携クラブから下部組織に加入。Bチームで台頭し、マタラッツォ監督が就任後に初めてトップチームに引き上げたカンテラ出身選手となりました。今年2月には2028年までの契約延長に合意しています。

試合後、オチエンは『本当に夢が叶ったようだ。でも、まだ自分を1部リーグの選手だとは思っていない。やるべきことはたくさんあるし、トップチームの練習で毎日学びたい。これまでのキャリアが素晴らしいオヤルサバルと一緒にプレーできるのは本当に刺激的だ』と謙虚に語りました。マタラッツォ監督も、彼の資質について『ジョブは本当に面白い身体能力を持っている。速いだけでなく、それをピッチ上で何度も繰り返せるのが強みだ。自分が何をすべきか、何ができるかをよく理解している』と手放しで絶賛しました。(via MARCA) (via DiarioVasco) (via Mundo Deportivo)