ウルグアイ代表の足止めとイングランドの盗難被害

ワールドカップの裏側で各国の代表チームが想定外のトラブルに見舞われている。ウルグアイ代表は、サウジアラビアとの初戦を前に、滞在先のメキシコから米国マイアミへ向かう予定だったが、チャーター機の書類手続きにおけるFIFAの不手際により、数時間にわたって飛行機が離陸できず立ち往生する事態となった。この影響でマルセロ・ビエルサ監督とホセ・マリア・ヒメネスが予定していた前日記者会見が急遽キャンセルされる事態に発展した。ウルグアイサッカー協会は、この問題の責任は全て手続きを怠ったFIFAにあると主張している。

また、イングランド代表のキャンプ地では、合計1万4000ユーロ(約220万円)相当のチーム機材が何者かに盗まれるという事件が発生した。さらに追い打ちをかけるように、チーム関係者全員のスマートフォンに時速80マイルの破壊的な暴風を伴う深刻な雷雨と竜巻の警報が鳴り響き、窓から離れ頑丈な建物に避難するよう恐ろしい緊急アラートが一斉に通知され、選手やスタッフを震え上がらせるというハプニングも起きている。 (via MARCA / SPORT)

LinkedInでのスカウトと伝統料理カチューパ

W杯初出場を果たしたカーボベルデ代表には、信じられないようなスカウトの裏話がある。アイルランドのシャムロック・ローバーズでプレーするロベルト・”ピコ”・ロペスは、24歳まで銀行員とサッカー選手を兼業していた苦労人だが、ある日、ビジネス特化型SNSのLinkedInを通じて、当時のカーボベルデ代表監督ルイ・アグアスからポルトガル語でメッセージを受け取った。ロペスはポルトガル語が理解できず、完全にスパムメールだと思い込んで放置していた。しかし1年後、今度は英語で『決断は出たか?』と再びメッセージが届き、翻訳して初めてそれが代表へのスカウトだと気づいた。彼の父親がカーボベルデ出身であったことから白羽の矢が立っていたのだ。そこから彼のアフリカでの冒険が始まり、今では代表のキャプテンの一人としてW杯のピッチに立つまでになった。

また、カーボベルデ代表のキャンプ地であるフロリダ州タンパでは、母国の伝統料理であるカチューパを食べるという重要な儀式が行われている。カチューパはトウモロコシ、豆、肉、ソーセージなどを煮込んだ非常にカロリーの高い郷土料理だ。スポーツ選手の厳格な食事制限にはそぐわない重いメニューだが、ブビスタ監督は『これは我々のアイデンティティの一部だ。これまで出場したすべての大会で食べてきた。チームの士気を高め、特別な力を与えてくれる』と語り、W杯という大舞台でもこの伝統を貫き通している。 (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / Esport3 / SPORT)