スペイン全土から集結した熱狂的サポーターとラ・セラミカを包んだ最高の欧州夜話
ナポリを迎えた大一番の夜、ラ・セラミカのスタンドにはマドリード、バルセロナ、ムルシア、トルトサ、アリカンテ、アルバセテなど、スペイン各地から何百キロもの道のりを駆けつけたサポーターたちの熱苦しいドラマがありました。
マドリードに拠点を置くペニャ「El Os Groc」のボルハ・ヒメネス会長は、約80人の仲間と共に高速道路をひた走り、試合終了後に再び車を走らせて深夜2時半に首都へ帰還。『慣れているから苦にならない。来週はアンフィールドへ飛び立つ。今年のチーム、選手、ファンならグループステージ突破を果たせると確信している』と熱弁を振るいます。また、ムルシアから片道3時間の道のりを通う男性は、幼少期に従兄弟がクラブに在籍していた縁から大ファンになり、生まれたばかりの愛息のためにすでに黄色のベビー服を購入済み。バルセロナから訪れたカップルも『子供の頃にフォルランの頭でのゴールを見て泣いて以来のファン。職場に休みをもらって駆けつけた』と語るなど、長距離移動の疲労を吹き飛ばす情熱がスタジアムを満たしていました。
試合前のバス出迎えから熱気は最高潮に達し、スタンドには「栄光を目指して共に」という言葉が刻まれた巨大なコレオグラフィーが掲げられました。ラ・セラミカで自身初となる欧州戦の夜を指揮したイニゴ・ペレス監督も、この特別な雰囲気に心を奪われた一人です。『心から楽しかったし、素晴らしかった。スタジアムの雰囲気にすっかり魅了されてしまった。スタジアムに到着した瞬間から特別な日だと肌で感じていた。このような最高の勝利を得られること以上に素晴らしい瞬間はない。とても清々しく、穏やかな気持ちで帰宅できる』と語り、ファンが作り出した圧倒的なホーム空間へ深く感謝しました。 (via SPORT)