アブデの負傷とW杯出場の危機

エズ・アブデがノルウェー代表との親善試合(1-1で引き分け)で負傷し、W杯出場に黄色信号が灯っている。前半終了間際のコーナーキックの場面で、アレクサンダー・セルロートと競り合って転倒した元ベティスのチームメイト、チャディ・リアドが、軸足に体重をかけていたアブデの右脚にぶつかり、膝をひねってしまった。アブデは痛みをこらえてプレーを続けようとしたがハーフタイムで交代となり、びっこを引きながらピッチを後にした。モハメド・ワビ監督は試合後、『現在心配しているのはマズラウィとアブデの怪我だ。結果を待っている』と語った。

最初の検査では右膝内側側副靭帯の捻挫と診断されたが、モロッコ代表の医療チームは、膝の腫れが引き次第MRIを含む詳細な再検査を行い、怪我の程度を正確に評価する予定だ。もしグレード1の軽い捻挫であれば、約2週間で回復し、グループステージのブラジル戦やスコットランド戦は欠場するものの、第3戦のハイチ戦や決勝トーナメントには間に合う可能性がある。しかし、グレード2や3であった場合、完治まで最低3〜4週間を要するため、7月19日の決勝を待たずにW杯欠場が確実となる。モロッコサッカー連盟は、デビュー戦の前日である6月13日の23時59分まで選手の入れ替えが可能であり、48時間待って水曜日に最終的な決断を下す。

この負傷は、代表で絶好調だったアブデにとって大きな痛手だ。彼は負傷退場する前、自陣深くでボールを奪ってから40メートル以上を駆け抜け、ファーサイドのブラヒム・ディアスへ見事なアシストを提供していた。代表通算43試合で15ゴール13アシストとキャリア最高の成績を残しており、最新の市場価値が4000万ユーロに達している彼にとって、このW杯は更なる飛躍のショーケースとなるはずだった。ベティスの医療スタッフもモロッコ代表と直接連絡を取り合っている。クラブにとっては、重傷ではないため、7月7日から始まるマヌエル・ペレグリーニ監督の下でのプレシーズンにほぼ最初から参加できるというポジティブな側面もある。(via Estadio Deportivo)

(via MARCA)