1億4000万ユーロの超大物ディオマンデ:ほろ苦デビューと幻のハンドPK

今夏、RBライプツィヒから超高額で加入したものの、コンディション不足などの理由でここ2試合は短い時間の出場にと留まっていたヤン・ディオマンデ。この日は後半64分からブラヒム・ディアスに代わって右ウイングとして出場し、ベルナベウのファンの前でお披露目となりました。

圧倒的な加速力とドリブルで相手ディフェンダーを翻弄する片鱗を披露したものの、まだ周囲の戦術との連携には粗さが見られました。

特にスタジアムを緊張させたのは後半85分。マラガのフリーキックの流れから、主審のマルチネスがディオマンデのエリア内でのハンドを指摘し、マラガにPKを与えました。しかし、VARのゴンサレス・フエルテスからモニターチェックの要請が入り、映像を確認した結果、リュディガーが頭でクリアしたボールが至近距離でディオマンデの腕に当たった不可抗力の偶発的な接触であったとして判定は覆り、PKは幻へと消えました。

モウリーニョ監督は会見でディオマンデに対する世間の過度な期待に対し、こう釘を刺しました。

『彼にいくら支払ったのか?1億4000万ユーロだ。通常、それだけの高額な選手には、加入した瞬間に全てを破壊して大爆発するような活躍を求めるだろう。だが、彼はまだあまりに若く、素朴な選手だ。ライプツィヒでトップレベルのシーズンを1年過ごしたに過ぎない。とてつもないポテンシャルを秘めているのは事実だが、我々は冷静に、ゆっくりと彼の成長を待たなければならない』(via Mundo Deportivo)

急成長を遂げる19歳ハイスン:モウリーニョが語る「真のセンターバック論」

今シーズン、開幕から3試合連続でスタメンを張る19歳の若きディフェンダー、ディーン・ハイスンが再びソリッドな守備でファンを魅了しました。

マラガをルーツに持つ彼にとって思い入れの深い一戦であり、デュエルでの勝率は圧倒的で、カバーリングでも抜群のセンスを見せました。しかし、後半に一度だけ、ビルドアップの局面で相手に直接カットされ、自陣ゴール前へ一気に突進される危険極まりないパスミスを犯し、スタンドのファンをヒヤリとさせました。

モウリーニョ監督はこのシーンについて、満足感と厳しい指導を交えてこう語りました。

『彼とは非常によく話し合っている。センターバックが卓越した足元のクオリティを持ち、中盤の選手が通すような楔のパスを縦に差し込める能力は、もちろん私も気に入っている。だが、ディフェンダーにとって最も重要で不変の価値は、対人での圧倒的な強さ、確実性、そして安全に守り切る能力だ。彼が守備で完璧であれば、顔がハンサムで足元が美しいおまけは後からついてくれば良い。まずはしっかり守ること。彼は短い時間で驚異的な進化を遂げており、その隣にリュディガーやコナテといった世界トップレベルのパートナーがいることも彼の大きな成長を後押ししている』(via SPORT)