UDラス・パルマス
カディスCFとの直接対決を目前に控えるUDラス・パルマスで、守備陣の負傷離脱が極限状態に達している。すでにビティ、マルビン、オポクが離脱していたが、さらに主将の一人であるDFアレックス・スアレスが右大腿二頭筋(ハムストリング)の繊維断裂を負い、戦列を離れることが確定した。これにより、ルベン・デ・ラ・バレーラ監督が今週末の試合で起用できる本職のディフェンダーは、クレメンテ、ペツォレージ、ボンファンティ、ヘルソグのわずか4名のみという異例の危機に陥っている。クラブは急遽、カンテラからエイダン・ペレス、トレスパラシオス、バレンティノ・ラカらの引き上げを余儀なくされている。
特に左サイドバックの位置は構造的な欠陥が露呈している。今夏、クラブは昨季同ポジションを務めたクリスティアン・グティエレス(約70万ユーロで獲得後にカディスへ貸出)とビクトル・ビジョテ(ナスティック・タラゴナへ貸出)をそれぞれ期限付き移籍で放出したものの、新たな補強を行わなかった。その結果、本来はセンターバックを本職とするクレメンテの1人頼みとなり、彼が離脱した場合は他のポジションからのスクランブル起用で凌ぐしかない状態が続いている。
デ・ラ・バレーラ監督はこれまでペツォレージやボンファンティ、アンドレス・ロドリゲスらを左サイドで試してきたが、本来の力を発揮できず守備のバランスを欠く要因となっている。仮にクレメンテがアクシデントに見舞われれば、完全に崩壊した最終ラインで戦わなければならず、冬の移籍市場まで補強ができない中で危機的なやりくりが続くことになる。 (via SPORT)