守護神ディトゥロを襲うブーイングの嵐と深刻な守備崩壊の現状

逆転に値するだけの魅力的なアタックを見せた一方で、試合後にピッチに残されたのは、あまりにも深刻な守備崩壊という重い現実と、守護神マティアス・ディトゥロを取り巻く深刻な不和の空気でした。

エルチェはリーグ第4節にしてすでにワーストの「12失点」を記録しており、失点の大部分が自らの致命的なエラーから生まれています。この日も、1失点目はコーナーキックの守備においてクリア後に全員がボールウォッチャーとなり、背後のケアを放棄した責任感の欠如が原因でした。

しかし、最もサポーターの怒りを買ったのは31分の2失点目です。GKディトゥロからビガスへ送られた拙速なパスは、相手の執拗なプレスに完全に狙われており、容易にカットされてしまいました。その後に放たれたヤンヘル・エレーラの正面へのシュートに対し、ディトゥロはあまりに反応が遅れ、自分の体の下を通してしまうという致命的な技術的ミスを冒します。この失点の瞬間、マルティネス・バレーロのスタンドからは一斉に怒りと不満を示す凄まじい指笛(ブーイング)が浴びせられました。

その後、彼を励ますための温かい拍手も送られましたが、スタジアムの空気は完全に冷え切ってしまいました。現在のディトゥロが技術的・精神的に極めて不安定な状態にあることは誰の目にも明らかであり、彼をこのまま先発で起用し続けることは精神的な負荷をさらに高める危険を伴っています。しかしながら、控えキーパーのサンティアゴ・イトゥルベは、エルチェに加入してから1年以上もの間、公式戦での出場時間が1分も与えられておらず、この緊急事態においてすぐにディトゥロに代わる信頼を置くことは大きなギャンブルでもあります。

さらに、夏の移籍市場最終日にディフェンスリーダーであったダビド・アフェングルーバーが退団した影響はあまりに大きく、センターバックのビガス、チュスト、ブバ・サンガレの連係には深刻な不協和音が響いています。新加入したアルゼンチン人DFラウタロ・ロモナコなどの新戦力を早急にシステムに組み込み、まずは守備の規律を取り戻さなければ、エルチェが降格の「 pozo(泥沼)」から這い上がるのは不可能です。(via SPORT)