財務秩序と1月補強枠に残す余裕

ラ・リーガから許容された6014万ユーロの人件費上限枠には、トップチームの選手年俸だけでなく、第一監督、第二監督、フィジカルコーチの人件費、さらにはBチーム(下部組織)や育成年代、クラブ内の他競技部門に要する費用まで全て含まれている。しかし、クラブはこの許容額の6000万ユーロ上限を全額使い切ったわけではなく、将来を見据えた周到な計算のもとで意図的に余裕を残した運用を行っている。

ゼネラルディレクターのペドロ・シノッカ氏は、今回の給与上限獲得とクラブ経営方針について以下のように力強く語った。

『具体的な使用割合を公表することはできませんが、1月の移籍市場で迅速に動けるだけの十分な余地をしっかりと確保してあります。クラブの厳格な財務秩序が保たれているからこそ、今夏の移籍市場においても思い切った経済的投資と補強を行うことができました。私たちは非常に落ち着いて健全なクラブ経営を続けています』

このように、厳しい財務規律を守りながら夏の補強を成功させ、かつ1月の冬の移籍市場での追加補強枠まで温存している経営手腕は、リーグ内でも高い評価を集めている。(via SPORT)