詐欺事件からファンを救った選手たちの連帯
歴史的な決勝戦を前に、バジェカスは熱狂に包まれています。現地には約1万1000人のファンが駆けつける予定ですが、その移動手段を巡って悲しい詐欺事件が起きました。
SNSや連絡アプリのWhatsAppで、1人250ユーロ、前払いでライプツィヒへ直行できるという架空のバスツアーが宣伝され、72歳のエンリケさんとその息子を含む少なくとも7人のファンが被害に遭い、お金と夢を奪われてしまいました。
しかし、ここでバジェカスならではの連帯感が発揮されます。1000人以上が参加するファンのWhatsAppグループでこの事態が知れ渡ると、エンリケさん親子の飛行機代を募るクラウドファンディングが立ち上がり、わずか1時間で目標額を達成しました。
さらに「ライプツィヒの決勝に行けない人をなくそう」というスローガンのもと、他の被害者を救うための第2の募金活動も開始。当初の目標額であった5280ユーロを大きく上回る6558ユーロが集まりました。
この動きはチームのキャプテンであるオスカル・バレンティンを通じて選手たちにも共有され、選手たちが自腹を切ってファンを支援する事態に発展しました。セルヒオ・カメージョが2000ユーロ、アンドレイ・ラティウが1000ユーロ、ダニ・カルデナスが400ユーロ、さらに匿名の寄付者から500ユーロが寄せられています。
イバン・バジウは『ライプツィヒにはバジェカス人が一人も欠けることはない。俺たちはなんて素晴らしいグループなんだ!』と誇らしげに語っており、数年前に立ち退きの危機にあった老婦人を救った時と同様に、選手とファン、そして地域が一体となるバジェカスの絆が改めて証明されました。
(via MARCA / ElDesmarque)