ケース・スミット AZとの2030年までの契約更新合意が目前に

FCバルセロナやレアル・マドリードがスカウトを継続派遣して熱視線を送るAZアルクマール所属の20歳オランダ代表ミッドフィルダー、ケース・スミットが、クラブとの2030年までの契約延長で合意に近づいている。現段階ではAZとの契約更新交渉が最終段階に入った合意間近の状況にある。

スミットはわずか9歳でAZのアカデミーに入団し、クラブ内部で最も有望な大器として大切に育てられた。オランダ代表の前監督ロナルド・クーマンに抜擢された際は、バルセロナのペドリになぞらえ称賛されたほどの天才的なゲームメイカーだ。現在の契約は2028年6月30日までだが、今夏の移籍市場ではメガクラブへのステップアップが取り沙汰されていた。しかし、AZ経営陣は放出計画がないことを選手側に通達して手放さなかった。

オランダメディアのVoetbalによれば、長期間の水面下交渉を経て、AZとスミットは2030年中盤までの新契約締結で合意に達する見込みだ。一方で選手本人は幼少期からバルセロナの大ファンであることを公言しており、今年4月のオランダカップ優勝後の訪問時には、冗談を交えつつ『バルサから交渉を求められれば喜んで応じる準備がある』と語った。さらに、母国を離れる際にもプレミアリーグよりラ・リーガでの挑戦を最優先にしたいという意向を示している。

この動きが意味するのは、若手の育成に定評のあるAZが長期契約によって市場価値を極限まで高め、バルセロナやレアル・マドリードといったメガクラブからの安易な引き抜きに対して強固な防衛線を築いたということだ。選手にとっても、母国で十分な出場機会を得ながら成長を続ける安全な選択と言える。次の焦点は、正式発表のタイミングと、更新後に設定されるであろう移籍金の額が将来のラ・リーガ参戦にどう影響するかだ。(via Mundo Deportivo)