移籍市場の厳しい台所事情と今後の補強・売却計画

夏の移籍市場が残り1ヶ月を切る中、ベティスの財政状況は非常に厳しく、新たな補強のためには選手の売却による利益創出が不可欠となっています。これまでにセルジ・アルティミラをスポルティングCPへ1825万ユーロ+ボーナス200万ユーロで売却しましたが、この資金はファクンド・ベルナル(950万ユーロ)やフラン・ガルシア(200万ユーロ)の獲得、および昨季の赤字補填に充てられました。さらに、ノーベル・メンディの買い取りオプション行使に280万ユーロを費やしています。今夏の移籍金総支出額は現時点で1450万ユーロとなっています。

チャンピオンズリーグ出場権を獲得し、資本増資を行ったにもかかわらず資金に余裕がない理由は、選手売却による特別利益の目標を達成できなかったことや、チャンピオンズリーグ出場に伴う選手へのボーナス支払い義務が発生しているためです。

マヌエル・ペジェグリーニ監督は、ソフィアン・アムラバトの代役となる守備的ミッドフィルダーと、セドリック・バカンブやチミー・アビラが抜けた穴を埋めるストライカーの獲得を望んでいます。アムラバトについてはトルコのフェネルバフチェとの合意も報じられていますが、ベティスも諦めておらず、500万から600万ユーロの移籍金での獲得を狙っています。また、ダニ・セバージョスについても、彼自身が他クラブからのオファーを断ってベティスへの復帰を待っていますが、クラブがサラリーキャップの空きを作れる8月末まで待つ必要があります。

これらの補強を実現するためには、市場価値4000万ユーロのアントニーやアブデ、2500万ユーロのナタン、1800万ユーロのクチョ・エルナンデス、1200万ユーロのバレンティン・ゴメスといった主力選手の売却が必須となります。とくに、ナタンには3500万ユーロの最低売却価格が設定されており、アブデやナタンが売却候補の筆頭と見られています。また、クルゼイロの22歳の大型センターバック、ジョナタン・ジェズスの動向も現地でスカウトが視察していますが、移籍金は2000万ユーロとも言われており、激しい争奪戦となっています。(via Estadio Deportivo)

新たなストライカー候補:ファビオ・シウバとダルウィン・ヌニェスの噂

アタッカーの補強が急務となる中、ボルシア・ドルトムントに所属する24歳のポルトガル人FWファビオ・シウバへの関心が再燃しています。ベティスは冬の市場でも彼の獲得に動きましたが、ドルトムント側に拒否されていました。シウバ本人はラ・リーガ復帰を優先しており、『休暇中もしっかりトレーニングを積んできた。自分の価値を証明する準備はできている』と意気込んでいます。ベティスは買い取りオプション付きのレンタル移籍での獲得を目指していますが、ビジャレアルやデポルティボ・ラ・コルーニャとの争奪戦になっています。

さらに、サウジアラビアのアル・ヒラルから放出候補となっているウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの名前も浮上しています。アル・ヒラルは彼をレンタルで放出する意向を示しており、ジョルジュ・メンデス氏を通じてベティスにもオファーがあったとされています。しかし、手取り2400万ユーロという莫大な給与の負担が最大のネックとなっており、現時点では獲得は非現実的な状況です。(via SPORT)