マリアン・モウリーニョ会長が今夏の補強予算と経営状況を説明
マリアン・モウリーニョ会長が記者会見を開き、昨シーズンの総括と現在のクラブの経営・補強状況について詳細な説明を行った。クラブは2年連続の欧州大会出場という素晴らしい結果を残し、トップチームに9人のカンテラーノ(下部組織出身選手)を擁していることをクラブのアイデンティティとして誇りに思っている。
一方で、昨季目標としていた約3200万ユーロの選手売却額に到達できなかったため、今季の決算は「1000万ユーロ強」の赤字となる見込みだ。モウリーニョ会長は『数字は悪く、赤字を出すことはクラブの経営や計画にとって常にネガティブですが、2500万ユーロ以上を売り上げた昨年よりも、400万ユーロしか売り上げていない今年の方が赤字が少し多いということは評価しなければなりません』と語り、主力選手を安売りせずにチーム力を維持したことの意義を強調した。
これに伴い、今シーズンのサラリーキャップは昨季の約9100万ユーロから約8800万ユーロへと減少するが、トップチームの戦力維持のために8000万ユーロを継続して投資する方針だ。新戦力の到着が遅れていることについて問われると、会長は次のように具体的な数字を交えて回答した。
『私たちは3人の補強を予算に組み込んでいます。そのサラリーキャップ設定のための予算があります。お金は移籍金に使うことも、給与に使うこともできます。お金を使わないわけではありません。結局のところ、8000万ユーロは使われることになりますが、1人の選手に2000万ユーロを使えば、残りの構成には6000万ユーロしか残らないということです。例えば極端な話、すべてを給与に使うこともできます。フリーの選手が来るからといって、無料で来て給与をもらわないとか、サラリーキャップを使わないということではありません。その構成の中には、レンタルや買い取りオプションの選択肢もあり、それによって2番目や3番目の選択肢が変わってきます。補強する資金はありますが、それは私たちが下す決断、つまり連れてくる選手の給与や現在いる選手の給与に充てられます』
また、現在所属する主力選手たちへのオファー状況についても言及し、焦って放出する考えがないことを明言した。
『市場が開いている間、質問、打診、書面での提案が届き続けます。もし私たちの選手に市場価値がなければ、それは現実を反映していないことになります。彼らは素晴らしいシーズンを送り、順位を上げ、ヨーロッパやラ・リーガで素晴らしい試合をした若者たちで、多くのチームの関心を惹きつけています。マルコ・ガルセスとアレックス・オテロの電話は夏中鳴り止みませんが、クラブ、監督、そして選手自身がその決断を下すのに心地よいと感じるものはまだありません』
なお、イライクス・モリバとボルハ・イグレシアスの今後の去就については、引き続き移籍市場の動向に委ねられている状態だ。(via ElDesmarque)