レアル・オビエド

今夏レアル・オビエドに加入した16名の新戦力の中で、最も目覚ましい輝きを放っているのが背番号20を背負うウイング、パブロ・サエンスです。今季チームが挙げた全4ゴールのうち半数の2ゴールを叩き出し、DFカルロス・ドミンゲスやDFダニ・カルボ(各1ゴール)を抑えてチームトップスコアラーに立っています。

8月29日のアルバセテ戦(1-0)で決勝ゴールを奪って今季初勝利をもたらすと、前節のレアル・バジャドリード戦(3-0)でもチーム3点目を記録。しかし、彼の貢献度は得点数だけに留まりません。GPSトラッキングデータによると、開幕5試合での総走行距離は44.112キロメートル(1試合平均8.8キロメートル)に達し、そのうち3.9キロメートルが高強度スプリントによるものです。第1節グラナダ戦では時速34.2キロメートルのチーム最高速を計測しました。

特にアルバセテ戦では、高強度走行が1,004メートル、秒速3メートル以上の急減速(フットブレーキ)が75回を数えるなど、凄まじいハードワークを記録。昨季グラナダで出場機会に恵まれなかった24歳は、オビエド加入後にすでに利用可能時間の84%以上にあたる378分間にプレーし、243回の加速と335回の減速、14回のボール回収、10回のキーパスを記録しています。ハビ・カレロ監督が彼を先発から外さない理由は、走行距離の長さだけでなく、相手バックラインを揺さぶり続ける絶え間ないチェイシングと攻守の切替の速さにあります。(via SPORT)

カディス CF

今年1月にカディスCFから「規律違反による解雇」という形で突如契約を解除された元主将のDFファリ(現ヘレスCD)が、ラジオ番組『El Larguero』に出演し、過酷だった退団劇の真相を告白しました。

ファリの明かした証言によると、一昨季のセグンダ降格時、クラブから大幅な減給を打診された際、減給自体には同意したもののクラブ側の提示額とは折り合いがつきませんでした。その結果、クラブ側が主張する「口頭契約」のもとで本来支払われるべき給与が支払われないままプレーを継続。膝に14針のホチキス(ステープル)を打った状態でテネリフェ戦に出場した際も、無給の状態だったといいます。チームメイトたちがファリの惨状を見かねて「抗議のために練習ボイコットを行おう」と提案した際も、ファリ自身が「昇格のためにチームを乱してはならない」と制止していました。

その後12月に契約延長に合意したものの、チームが昇格プレーオフ圏内につけていた今年1月、マノロ・ビスカイノ会長の態度が一変。『不可侵の存在』と持ち上げられていたファリに対し、突然「太っているから必要ない」という理由で解雇通告が突きつけられました。ファリは『自分よりコンディションの悪い選手が出場していた。本当の理由は減給要求を全面的に受け入れなかった私への腹いせだ』と怒りを露わにしています。さらに、移籍市場最終日に元スペイン代表FWアルバロ・ネグレドが何の後釜もなく解雇されたのを見て『ネグレドのような偉大な選手すら切り捨てるクラブなら、自分たちなど誰も守られないと察した』と振り返りました。7年間で180試合以上に出場したクラブを去った現在も家族はカディスに住み続けており、ピッチ上でファンにお別れを言えなかった無念を滲ませています。(via ElDesmarque)