新メスタージャに新展開 屋根の主要構造を引き上げる超難関工事が始動

泥沼のピッチ外の話題が多い中、インフラ面では大きな進展がありました。建設中の新スタジアム「Nou Mestalla」において、最も複雑なエンジニアリング工程とされる屋根の主要構造の吊り上げ作業(通称「Big Lift」)が金曜日に開始されたことが、クラブから発表されました。この作業は、これまでピッチレベルの地上で仮組みされていた、放射状のケーブル(上部および下部ケーブル)、リング状の接続エレメント、高剛性・柔軟性のあるハンガーや補強部材などで構成される巨大なケーブルネットワークを、スタジアム外周を囲むコンプレッションリングまで一気に引き上げるものです。

この極めて精密な作業には、コンプレッションリングに設置された油圧ジャッキを用いた「同期リフトシステム」が使用されており、ミリ単位の幾何学的制御と荷重の均等分配を常時監視しながら、数週間かけて段階的に進められます。このBig Liftが完了すると、次は屋根の二次構造や点検用キャットウォークの設置、建造物の象徴となる外膜やアーチの取り付けへと進みます。この屋根工事の進展は、2027年夏の開場に向けた最も重要なマイルストーンとなります。(via Mundo Deportivo)