数的優位を活かせぬ大誤算:ザイド・ロメロ退場後の25分間に見えた焦燥
同点とした勢いそのままに逆転を狙うセルタにとって、千載一遇のチャンスが訪れます。後半67分、すでに1枚イエローカードを提示されていたヘタフェのザイド・ロメロが、ウーゴ・ゴンサレスに対する激しいファウルにより2枚目の警告を受けて退場処分となりました。
これにより、アディショナルタイムも含めて約25分間という十分な時間を、11人対10人の数的優位という圧倒的有利な状況で戦うことになったのです。ヒラルデス監督はすかさずベンチに控えていた攻撃的なカードを次々と切り、ハビ・ルエダ、カレイラ、ドゥリウエシュ、そして怪我から復帰したばかりのエース、ボルハ・イグレシアスをピッチへ投入して総攻撃を仕掛けました。
しかし、この数的優位が逆に選手たちの焦りを生んでしまう結果となります。10人で完全に守備ブロックを固めて時間を稼ぐヘタフェを前に、セルタは冷静にボールを動かして隙を窺う頭脳的なプレーを忘れ、早く勝ち越したいというプレッシャーから急ぎすぎた攻撃を繰り返してしまいます。縦へ急ぎすぎたパスは容易にカットされ、技術的なミスが続出しました。
終盤にハビ・ルエダが絶好の右クロスを送り、ウーゴ・ゴンサレスがフリーでヘディングシュートを放つ決定的な場面を迎えましたが、無情にもボールは相手GKダビド・ソリアの正面を突いてしまいます。結局、相手の堅牢な組織を最後まで崩し切る知性は見られず、そのまま勝ち点1を分け合う形で試合終了のホイッスルを聞くことになりました。(via Estadio Deportivo)