ラミン・ヤマル 幼少期にエスパニョールが契約書を提示していた争奪戦の舞台裏

現在バルセロナおよびスペイン代表で世界を驚かせている19歳の超新星ラミン・ヤマルですが、彼が少年時代に歩んだ最初のキャリアの裏には、エスパニョールとの間で繰り広げられた非常に熾烈な争奪戦が存在していました。

ヤマルがかつて幼少期に在籍していたCFラ・トレッタでその天才的なポテンシャルを開花させ始めた当時、彼に最も早く目をつけ、具体的なアプローチを仕掛けていたのがエスパニョールでした。エスパニョールは実際に少年に加入テストを実施させ、契約提携を結ぶための具体的な契約合意書面を保護者に対して公式に提示していました。

しかし、その後にバルセロナの優秀なスカウトであるイシドレ・ヒル氏が視察に訪れた際、少年のあまりに別格な才能に衝撃を受け、テストのプロセスをすべてスキップして、テストを受ける必要など全くない、彼は確実にバルサのラ・マシアに入ると確信。そしてクラブ事務所において、決定的な瞬間が訪れました。

母親のシェイラ氏が幼いラミンの手をしっかりと握り、トレッタのコーディネーターであるフアンマ氏が、ラミン、お前は本当にどちらのクラブへ行きたいんだ、バルサなのか、それともエスパニョールなのかと直接優しく問いかけました。すると、ラミンはそっと母親の顔を見上げ、まっすぐな視線で『僕はバルサに行きたい』と力強く答えました。この少年の純粋で明確な一言が、エスパニョールへの移籍の道を断ち、バルサでの偉大な伝説の幕を開ける決定的な瞬間となりました。エスパニョールにとっては、あと一歩のところで歴史的な世界最高の才能をライバルに譲る結果となった、非常に悔やまれる夏の記憶です。(via SPORT)

【本日の総括】

マルコス・フェルナンデスに対する国内外からの猛烈な獲得アプローチと、負傷したキケ・ガルシアの離脱問題により、モンチSDはオフェンスの主軸を守るために契約解除金を800万ユーロへ引き上げる緊急の防衛オペレーションを迫られています。一方で、セルタから経験豊富なウナイ・ヌニェスの買取義務付きレンタル獲得を正式発表できたことは、マノロ・ゴンサレス監督率いる守備陣の致命的な選手不足を劇的に救う素晴らしい大補強となりました。